こんにちは
うまうまジェントル氏です
先日、マイネル軍団の総帥である岡田繁幸さんが亡くなられたそうです
表現は悪いですがメディア露出する度に死相が見えていた10年くらい前に比べて、最近は随分と元気そうに見えたため一線は退かれてもまだまだ競馬界の発展のために活躍されると思っていましたので残念至極この上ございません
先日が誕生日で71歳になられたばかりでしたので、今の時代ならまだまだ老いるには早い歳、後10年は現役の馬喰として話題を提供してくださると思っていた矢先でした
ちょうど私が競馬を本格的に始める少し前に『風のシルフィード』という古い競馬漫画を読んだのですが、その中にこの岡田繁幸氏と名牝ラフィアンをモデルにした馬が出てきていて、実際にはどんな人なんだろうと当時の競馬雑誌で拝見したわけですが、
そのご尊顔は、どちらか言うとシルフィードに出てきたクールなイケメンではなく人の良さそうなおっちゃんだったことは記憶に残っています
その本では、超高額で募集したマイネルラヴ(当時新馬勝ちのみ)のことを、馬体の図解や血統論を交えて、私が見た馬の中で歴代最高の馬みたいに語っていましたが、こうした尾ヒレを付ける話口調や不遜な性格は今も昔も変わっていませんね
でもマイネルラヴはその後スプリンターズSで、顕彰馬にもなったタイキシャトルを相手にGIを勝ったことで、この話を事前に読んでいた人は、やっぱり岡田は凄いなとなるわけです
よく歳の近い吉田照哉氏や吉田勝己氏との若い頃のエピソードなどが残っていますが、馬好きで夢追い人の照哉氏、先見性に長けた商売人の勝己氏に比べ、岡田御大のイメージというと、やはり人たらしでしょうか
本人は昔から馬を見る天才などと自称するところなどがあり、事実であれ本来なら割と同業者に反感を買いそうなところなんですが、彼が言うと何故か許されてしまうくらいの人柄
園田で走っていたマイネルエクソンの募集段階での口上や、カーム購入時のとんでもない虚言は私自身生涯忘れないでしょうけど、それすらも彼の魅力と言っても良いくらい憎めない性格だったと思います
「私は凄いし正しい、だから安心して私についてこい」
確かに宗教などでは佞言で他人をまやかす際に、このような夢や思いを自分に託すよう促す言葉を、生きることに迷った人間に吐く教祖は星の数ほどいます
しかし、馬という現実と結果が求められるような業界で、常にこんなスタンスで話が出来る日本人はなかなかいないんじゃないですかね
私自身岡田氏が語っていた馬を見るポイントで、可動域という今でも注視している部分はありますし、若馬を見るにあたっては少なからず影響は受けていると思います
なんか、長々と競馬に親しんできた身としては、1つの時代が終わった気がいたしますね
岡田繁幸氏のご冥福と、ビッグレッドファームの今後のますますの発展をお祈り申し上げます
それでは本日の予想です
よろしくどうぞ~
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3月21日(日)
中山11R スプリングS
あの逸走から二走目となる今回、ランドオブリバティがまともに走るかどうかという焦点だけである
前走同じ位置から突き放されたヨーホーレイクと比較してしまうが、そもそもヨーホーレイク自体が世代トップクラスの能力を持っており、騎手次第では皐月賞を持っていく可能性もあると考えている馬
ボーデンのみ時計こそ目を見張るところがあるものの、血統や馬体を加味すると、ペースに緩急のある中山だと後ろからだと流れに乗り損ね、早めの競馬だとソラを使う可能性がある
ましてやそれ以外の馬が二歳時に重賞戦線で戦っていた上位馬相手だと勝負にならないというのが現状
このメンバーなら鞭をくれた時に外に膨れないよう注意しつつ、普通に中段前目から直線だけでの差す競馬で丁寧に回ってくるだけでも十分着は拾えると見越して、ランドオブリバティを本命としたい
ランドオブリバティ 複勝10,000円



