12月9日(日) うまうまジェントル氏予想【阪神JF】

どうも、こんにちは

 

 

 

うまうまジェントル氏です

 

 

 

 

 

さてさて、先週の最後にお話に預かったロードカナロア
ですが、お約束どおり少しばかり私が思う限りの種牡馬
ロードカナロアをお話させていただきましょう

 

 

皆さんご周知の通り、初年度産駒があのような結果でク
ラシックを終え、2年目の2歳馬が既に重賞を3勝

 

 

ここまでの快進撃を如何お考えでしょうか?

 

 

私としては、来るべき馬がついに日本にも出てきて
しまったかと言った感じでしょうか

 

 

キングカメハメハが出てくるまで日本に根付くのに
かなり時間がかかったミスプロ系ですが、サンデー
系が飽和した今だからこそ、この血が生きてくる
わけです

 

 

勝ち上がり率も非常に良く、初年度から牡馬牝馬共に
G1馬を輩出し、2歳から重賞戦線で活躍でき、

 
初年度こそダートの成績は芳しくなかったものの、
2年目ではレッドルゼル、フォルブルート、グルーヴ
ィットという既に重賞クラスの時計を叩き出した馬
が出ており、潰しが利くこともアピール

 

 

しかも血統内にサンデーサイレンスを全く持たず、
90年代後半から今までに日本の競馬を席巻してきた
サンデー系牝馬を選び放題というおまけつき

 

 

生産者の評価も止まることを知らず、昨年800万だっ
た種付け料は、2倍近い1500万まで跳ね上がったにも
関わらず、即週満口で今年も300頭近い牝馬を集めた
ロードカナロア

 

 

生産者にとっては、まずは馬が走るかどうかではなく、
馬が売れるかどうかが生命線なので、跳ねた値段分
売れてくれれば問題ないわけです
そう考えれば今をときめくロードカナロアブランドに
寄りかかるのは当然

 

 

1年目のクラブの募集額などは安い馬だと2000万を
切るような馬もいたのですが、種付けの段階で
1500万を要求される今後は、間違ってもこのような
値段で募集されることはないでしょう

 

 

17年度産は、シルクだと6頭募集されていたのですが、
値段は3500万が5頭と、3000万が1頭

 

 
繁殖の質が下がると言われる3年目ですが、それでも
安い買い物だったと言わざるを得ませんね

 

 

 

産駒の特徴としては、馬格よりも筋肉の質で走る馬が
多く、ディープインパクト同様、小さい馬でもある程
度勝ち上がりが期待できる感じですかね?

 

 

ここまでのロードカナロア産駒の1歳時の馬体を見てい
る限り、ケツのラインがはっきりした馬に走る馬が出る
傾向があり、背中が短く後ろ半分をトモが占めるような
馬が父の特色を受け継いだタイプでしょうか
ロードカナロア自身はこのような馬ではなかったのが
非常に血統の面白いところ

 

アーモンドアイやアンヴァル、アルモニカなどはこの
類ですね
下級条件で1勝、2勝を上げているようなカナロア産駒
にもこういった形の馬は多い傾向にあると思います

 
この手の馬は仕上がりが早く、古馬になってもパーツ
が多少大きくなる感じで、見た目や作りに関しては
あまり変わりがないタイプ

 

 

恐らく、早い内から勝ち上がり、活躍できる馬たちで
しょう

 

 

 

逆にステルヴィオなどは母父の直系であるノーザンダン
サーが胴に出すぎて、背中にゆとりがあるタイプ

 

この手の父に似ないタイプは、一見がっちりとした筋肉
を持っている様に見せて、可動域は相当柔らかい馬が多
く、ダノンスマッシュやファンタジストなどもこちらに
分類されると思います

 
後者は特に、夏を越えて馬が変わる傾向にあり、恐らく
晩成型

 
正直、ステルヴィオもダノンスマッシュも2歳時の面影は
ほとんどありません

 
はっきりいって走るか否かが分かりやすいのはこちら

こいつらの特徴を総括した個人的なキーワードとしては、

 

○カナロア産駒なのでケツはでかくて当然
○母系3代目までにノーザンダンサー系の根幹血統
○見て分かるレベルで背中にゆとりがある
○サンデーサイレンスの血も入っていればなお良し
○あまり大きくなりすぎない(ここまで500を超えるよう
 な大型馬のサンプルが殆どいない)

 
ここいらの条件を満たした馬の母系に、50年代前後のア
メリカのマイナー血統やリボーでもぶち込めば、これで
あなたも重賞馬のオーナーに!!

 

 

いや、本当にロードカナロアの仔ってはっきりと特徴
でていますよね

 

 

馬券を買う側としても走る馬と走らない馬が分かりやす
いので新馬戦や未勝利戦などでは非常にありがたい存在
です

 

 

無事ならここから10年は日本の競馬に旋風を巻き起こす
ことが想定されるロードカナロア産駒

 

 

今後はロードカナロアを制する者が馬券を制する時代に
なるかもしれませんね

 

 

 

 

 

 
それでは今週の予想です・・・

 

 

 

 

 

 

よろしくどうぞ~

 

 

 

 

 

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12月9日(日)

 

 

 

 

阪神11R         阪神ジュベナイルフィリーズ

 

 

 

 

 
まだまだ試走数が少なく、予想としては毎度毎度
何に焦点を置けばいいのか頭を悩ます2歳G1

 

 

 

単勝で狙う以上、数少ないレースの中でとにかく尖
った馬を買うべきだとは思う

 

 

 

が、今回はそういった観点からは掛け離れた馬を
本命にする

 

 

 

そう、レッドアネモスである

 

 
えっ、そいつかよ?
みたいな声が聞こえてきそうだが、いかがだろうか?

 

 
確かに新馬、500万とも、時計平凡着差平凡と
あまり買い要素がないように思えるこの馬

 

 
強いて強調材料を挙げるとすれば、新馬戦のメンツが
相当数未勝利を突破しており、レベルは高かったのかも
と思わせる程度か

 

 
しかしながら、この馬の一番の売りはサフラン賞で見せた
脅威の瞬発力

 

 

台風の影響で馬場が重くなり、阪神ではその台風の影響で
開催を中止した日のことである

 

 

スプリンターズSが行われていたこの日に、もっとも速い
上がりをマークした馬は、実は2歳馬であったコントラチ
ェック

 

 

その上がりは当日の馬場で33.8と唯一の33秒台の馬だったの
だが、その馬が2番手から競馬をしたにもかかわらず、凌ぎ
切ったのが逃げたレッドアネモス

 

 

アネモス自身は34.1をマークして凌いだわけだが、この
上がりも当日の芝レースではコントラチェックに続く第2位

 

 

さぞかしスローの逃げが炸裂したのだろうと思いきや、
2歳戦とは言え一度も12.5を超えることはなかった

 

 

もっとも、本来動くべき2F目に11秒台を刻まない
ラップだったため、本来なら他頭数の中段前目くらいに
位置していたと想定するのが妥当だろう

 

 

しかし、そこからのラップが全てこの馬のものだとすると
1000m通過までが1.01.6で、そこからは全て11秒台

 

 

特に坂の手前のラスト2f目では11.0というこの日では
破格の時計をマークした

 

 
この日の馬場状態を考えれば、これは驚異的

 
普通に仮想の逃げ馬が11秒前半で時計を刻んだと仮定しても、
この馬自身は余裕で前の馬を捕らえきれたであろう

 

 

そもそも、コントラチェックは未勝利を1秒以上ちぎって
勝った馬で、その時の2着馬はシェーングランツが勝った
未勝利と同じ馬であるブラックウォーリア

 
時期は違うが、その時の勝ち馬の時計は札幌1800mで1秒
以上違うのだ

 

 

これだけの馬が、なぜシェーングランツにここまで
人気で差を開けられているのか

 
コレガワカラナイ

 

 

対抗には、勿論ここまで新馬以外はパーフェクトな
ダノンファンタジー

 

 

少なくとも、ここ2戦は全く不安要素の無い競馬

 

 

別路線にこれより強い馬がいなければ当然だが勝ち切る
だろう

 

 
最後の押えは迷ったのだが、ここではビーチサンバ

 

 

シェーングランツ以上に出遅れて、2F目の10.4という
場所で一番脚を使いつつ、あのハイペースを早め先頭で
あそこまで凌いだのは立派

 

 

ただ、能力に異論はないのだが、アルテミスS後の調教
と馬体に少々懸念があるため、パドック次第ではタニノ
ミッションへの変更も一考している

 

 

 

 

ダノンファンタジー        4,000円
レッドアネモス          3,000円
ビーチサンバ           3,000円