7月8日(日) うまうまジェントル氏予想【プロキオンS】

どうも、こんにちは

 

 

 

うまうまジェントル氏です

 

 

 

 

先日の福島で行われた開成山特別

 

 

 

オジュウチョウサンが出走すると言うことで
出走表明の段階から大きく盛り上がったのですが

 

 
終わってみれば、オジュウチョウサンが1着

 

 
まぁ、中山大障害のラストで13秒前半の脚を使える
馬と考えれば、やや重の福島500万下の長距離とか
いうスピード感の欠片もないレースなら割と順当な
結果でしょう

 

 
個人的にも、メンバーを鑑みて4角までに中段以上の
位置に取りつく事が出来れば勝てると思っていた
だけに、勝った事自体には全く驚きはありません
でしたね

 

 

 

しかし、問題はその後

 

 

 

オーナーがその結果を受けて、今後の障害参戦を否定
今回の勝利で無事平地実績が出来たことでファン投票
で年末の有馬記念に出走することを明言しました

 

 

 
完全に舐めてますね

 

 
1000回やっても勝てるわけないだろ

 

 

 

元々私自身は歴史的障害馬でもあるオジュウチョウサンが
今更平地に出ることにも否定的でしたが、
この時期は国内では障害の大レースが無いことと
オーナー曰く、年度代表馬への投票や有馬記念のファン投
票をしてくれた記者やファンへの恩返しというコメントを
読んだことで、ある程度理解は示したつもりです

 

 

 

しかし、いざ勝ったとなるとこの大風呂敷
そりゃ、馬は馬主さんの所有物ですからどう使おうが
外野がとやかく言うことではありませんけど

 

 

ファンのためなどという大義名分を振りかざして、
1頭の歴史的名馬の可能性を潰すことなど言語道断

 

 
それこそ、長山オーナーが中山GJを勝った時に
言い放った、
「これだけのファンに愛されているオジュウチョウサンは、
もう私個人だけの馬ではない」
などというコメントに相反する暴虐そのものでしょう

 

 

 

 

 

一部では、某大谷翔平に准えて、障害と平地の二刀流
などという頭のおかしい書き込みをいくつか見ましたが

 

 
日本の場合、障害と平地を同じレギュレーションに置く
こと自体が平地馬に凄まじく失礼であることが解らない
んでしょうかね?

 

 
そりゃ、芝とダートは適性の違いがある上に、欧州競馬
とアメリカ競馬の頂点と言う意味合いでレギュレーション
の違いとして考えるのは非常に妥当でしょう
※日本の砂とアメリカの土が一緒かどうかはさておき

 

 
日本で主流の芝レースで行き詰ったから、ダートを試そう

 

大いに結構でしょう

 

 

上で例えた野球でも、実際に投手を諦め打者で開花した
選手は、糸井や雄平を筆頭に近年でもたくさんいます

 

 

中にはアグネスデジタルやクロフネのような、それこそ
二刀流と呼ばれる活躍をした馬も少なくありません

 

 

サウスヴィグラスのようにダートに活路を見出して
種牡馬入りし、成功を収めた馬もいるわけです

 

 

しかし、障害レースは平地での競走能力が著しく足りない
馬が活路を求めて走る場所

 

 
言うなれば、レギュレーションの違いではなくカテゴライズ
そのものが違うわけです

 

 

 

言うなれば、日本における障害レースなんて、オリンピック
に対するパラリンピックみたいなものじゃないですか

 

 
 障 害 馬 だ け に (激ウマギャグ)

 

 
これが言いたかっただけだろとかいう突っ込みは無しに、
あまりブラックジョークが過ぎると、色々面倒なことに
なりそうなので、弁明はしておきますが

 

 

 

私は決して障害を走る馬を馬鹿にしてはいませんし、
パラリンピックのメダリストの努力や結果には最大限の
敬意を払いたいと思っています

 

 
しかし、それらを平地の歴史的名馬やオリンピックの
メダリストと全く同等に扱うことはやはり感情的には
非常に難しい

 

 
可能性に挑戦することは確かに建前上は素晴らしい
ことです

 

 

 

もしもオジュウチョウサンが有馬記念を勝つ事が
あれば、それこそトウカイテイオーやオグリキャップ
の時と同じくらいの伝説の有馬記念として100年後
も語り継がれるほどのレースになるでしょう

 

 

 

しかし、過去の障害の名馬が、イキッて平地の大レースに
挑戦した結果をみていただきたいものです

 

 
例えば天皇賞に挑戦したバローネターフやポレール

 

 

 

バローネターフは中山大障害を4勝、同じくポレールは3勝

 

 
共にオジュウチョウサンに勝るとも劣らない名馬ですが、
結果は共に3秒以上突き放された大惨敗

 

 
私個人の見解ですが、オジュウチョウサンは飛越そのものは
割と不器用で腹を擦り付けるような危ない飛越も良く見られ
ます

 
恐らく、欧州で行われるような大規模な障害を用いたチェイス
だと、飛ぶこともままならない馬でしょう

 
その強さの根源は間違いなく平地の脚

 
だからこそ、今回の平地出走に踏み切ったと言う背景も
あると思われます

 

 
昔リターンエースという、障害の名馬がいましたが、彼も
同じく飛越は不安定ながらも、平地の余りある脚でレコードを
塗り替えまくって障害入りをしてから負けずの7連勝

 

 
まぁ、飛越が下手すぎて中山大障害は完走できないんじゃないか
などと曰くがあった上に、結局そのまま中山大障害だけは走らず
に無敗で引退したので、どれだけのものであったのかは解りかね
ますが

 

 
個人的にはオジュウチョウサンと並んで障害最強馬と信じて止
まない馬です

 

 

 

そんなリターンエースが平地で残した実績ですら

 

 

準OPを2勝
金鯱賞を2着

 

 
という、なんとも言えないものです

 

 

 

オジュウチョウサンから障害を奪うと言うことは、努力
の末やっと見つけた自分の場所を取り上げるようなもの

 

 

確かに中山大障害(GJ)5連覇は過去に前例のない大記録
しかし、それでもう本当に障害に遣り残した事がないの
であれば、将来が約束された馬である以上、オジュウチ
ョウサンをさっさと引退させてあげてほしいものです

 

 

ここまで言い切るからには、万が一通用したらどう落
とし前つけんだよ?みたいな意見もあるかもしれませんが

 

 

個人的にはその万が一すら起こりえないと思っているのが
今回のオジュウチョウサンの有馬出走表明

 

 

少なくとも、私は福島の500万下ならどうにかなるとは
思っていましたし、ある程度感情を抜いた公平な眼で
この馬をみているつもりです

 

 

 
もしも、このまま平地挑戦で惨敗してオーナーの目が
覚めるのであれば

 

 
さっさと重賞でも使って、さっさと現実に戻ってくる
ことを願って止みません

 

 
そして、年末の中山大障害の馬柱には、無事オジュウチ
ョウサンの名前がありますように・・・

 

 

 

 

 

それでは今週の予想です・・・

 

 

 

 

 

 

よろしくどうぞ~

 

 

 

 

 

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7月8日(日)

 

 

 

 
中京11R         プロキオンS

 

 

 

 

 
今週は重賞に世代限定戦がなく、やむなくこのプロキオンS
を選択

 

 
どうしてもこの手の、歴戦のOP馬同士の競馬になると
ある程度力関係がオッズにはっきりと現れるため、
私自身の希望的観測が展開の読みなどに混じってくるのが
危険であることは承知した上で精読いただきたい

 

 
本命は、ここ2戦追い込みを試みて結果を出しているダノングッド

 

 
注目すべきは中山の4角最後方から強烈な差しを決めた2戦前
ではなく、前走の欅S

 

 

このレースは、ダート短距離で位置取り争いが過熱する2F目が
非常に落ち着き、本来足りない馬であったドリームキラリが展
開の利でまんまと逃げ切りを図ったレースであるが、その中で
同じく前目で競馬をしていたのがベストマッチョとルグランフ
リソン

 
元々ベストマッチョは2走前でも同じレースを走っており、その
時はハイペースで前を粘るベストマッチョを最後方からぶっ差した
という展開であり、あくまで展開が向いただけという見解が
支配的であったが、前走は完全に真逆

 

 
サンライズノヴァがドリームキラリを捕らえ損なうレースで
よくもまぁ、同じような競馬を強いられて順ずる結果でゴール
出来たものだと驚いた

 

 
少なくとも、この2戦のダノングッドの競馬内容は重賞クラス

 
しばらくスランプが続き、どんな競馬を試みても結果が付いて
来なかった馬だが、ここに来てようやく自分の競馬が見つかったか

 

 

 

まだ人気がないここでこそ、きちんと抑えておきたい一頭だ

 

 

 

抑え筆頭になるのは、距離短縮が懸念されるもやはり
インカンテーション

 

 
元々この条件はシニスターミニスター産駒の得意条件

 

 

昨年秋以降の競馬内容を見る限り、ここでの力は1枚上

 

 
少なくともノンコノユメやゴールドドリームと接戦を
演じた力は嘘ではない

 

 

 

最後は順当にウインムートと言いたいところだが、同
馬相手に2走前、1kg余分に背負ってコンマ1秒速い脚を
使ったブラゾンドゥリスに食指が動く

 

 

ムラがあると思われがちの馬であるが、この馬が負け
るときは、ほぼ8割がハンデや別定戦での斤量負け

 

 

昨年黒船賞を勝ってしまった事がこの馬にとっての不調
を招いた原因であろう

 

 
元々はベストマッチョよりも毎度人気を背負っていた馬

 

 

今回は56kgと、背負う条件は何も課せられなかった以上、
ウインムート相手にも互角以上の競馬が期待できる

 

 

 

 

 
インカンテーション       5,000円
ダノングッド          3,500円
ブラゾンドゥリス        1,500円