7月30日(日) うまうまジェントル氏予想【クイーンS】

どうもおはようございます

 

 

うまうまジェントル氏です

 

 
最近話題になっているDMMが主催する一口馬主グループ

 

 

バヌーシー

 

 

ニュースサイトとかで取り上げられたせいで、普段競馬しない人
からぶっちゃけどうなのよ?と聞かれることが何度かありました

 

 

せっかくなので、今回はこのDMMが開始するコンテンツに対する
見解をお話させてもらいましょうかね

 

 

事の発端は、初参入したDMMが今年のセレクトセールでバカ高い金
を出して血統馬を競り落としたことにはじまります

 

 

そもそもDMMといわれても、私にはジャイアンツの菅野投手が
好んでプレイしていたなどとにわかに囁かれている

 

 
フェアリーファンタジアのイメージしかないわけですが

 

 

俗に言うモバゲーやグリーなどと同様、ソーシャルゲームで
一財を築いた会社ですね

 

 
馬のいろはも知らないようなベンチャー企業が、突然こんなバカ高い
馬を買い漁ったら当然話題になるわけで、聞けば一口馬主の法人を
始めるのだとか

 

 

リアルスティールの全妹にジェンティルドンナの全妹、キタサン
ブラックの全弟と、確かに競馬を余り知らない人でも名前くらいは
聞いたことがあるような馬の兄弟を買いあさって、1万口募集を
かけるそうです

 

 
一口馬主の経験者ならご存知かと思いますが、一口馬主になるには
馬の値段や餌代といった必要経費以外に、会費という馬一頭の出資
費用に対するに馬鹿高いお金がかかってきます

 

 
例えば400口募集のキャロットなどでは、一月に付き3,000円+税
といった感じで年間にして約4万円

 

 
例えば3000万円くらいするそこそこの値段の馬を一口買うには、
3000÷400で75,000円の馬代金と、年間4万円の会費+餌代(大体
15,000円程度)がかかってくるわけです

 

 
この会費というシステムが結構曲者でして、仮に他に馬を何頭
持とうが、何口持とうが変わりないシステム

 

 

つまり、年間4万円を払い続ける以上はたくさんの馬を抱えた
方が得ということですね

 

 
しかし、元値がそうそう安くはない馬代金の上、全ての馬が
当たりであるわけないです
※キャロットクラスの勝ち上がりが優秀なクラブですら1勝する
馬は6割に満たない

 

 

つまり、多くの馬を抱えるリスクも十分に理解させた上で、持ち馬
が少ないのは会費が勿体無いという別のリスクが生じるという一見
矛盾したシステムで会員から細く長く絞りとるのが今の一口ですね

 

 
で、今回のDMMバヌーシーはこれらの会費や餌代を一切貰わず
最初に割高の馬代金を貰うことでクラブ経営や馬育成の経費にする
というシステム

 

 

一口馬主に興味があっても、会費や経費など考えるとなかなか
長期で手が出せない家庭持ちの競馬ファンなどにはありがたい
と思われるシステムですが・・・

 

 

その具体内容は

 

 

1億6000万で買ったラブズオンリーミーの2016に対して、
倍額以上の3億~4億の募集をかけるといった内容

 

 
それが1万口募集なので、大体一口が3万円から4万円となる模様

 

 
ア ホ で す ね

 

 
まず、牝馬を1億で買ってクラブに回すという発想がアホですし、
それを会費がかからないからと倍以上の値段で募集かけるという
のもアホ

 

 
大体、4億稼いだ牝馬が歴史上何頭いるのか数えてみてください

 

 

しかも、実際に会員に配当される金額は獲得賞金の大体7割5分

 

 
つまり、買った馬が5億以上稼がないとマイナスになるわけです

 

 

ヒシアマゾンで7億弱、エアグルーヴで8億といった程度

 

 

そんな数年に一度出るかどうかの歴史的名馬クラスの馬がまかり
間違って1頭出てきたところで何とかペイできる程度ですからね

 

 
一口のシステムを理解している既存の一口馬主の競馬ファンが流れて
くることはまずありえませんし、馬を持つこと自体に意義を見出す出
資者は会費の安いノルマンディーや広尾辺りで細々と楽しむかと思い
ます

 

 

一応、DMMは既存の競馬ファン相手の商売ではないと言い張ってますが
仮に一般に向けた投資としては完全に破綻していますよね

 

 
でもって、1万口

 

 

売る場合はあくまで延べ人数の話になりますが、今の競馬ファンの
中で考えても、1万人も一口馬主はいないです

 

 
一体どうするんですかね

 

 

 

これらから想像するできること

 

 
ここからは私の推測ですが、今回創設されたバヌーシーという
クラブ法人は、話題性のある最初の1年で稼ぎきって逃げるという
経営方針の下作られた使い捨てのクラブだと思われます

 

 
確かに1年目はこれだけ話題になれば損をしてもいいからやってみ
ようなどという人が出てくるとは思います

 

 
仮に1頭の馬が半分の5000口売れたとしても、募集価格が購入の
倍以上となれば、それだけで購入費はペイ

 

 

先ほど一口の経費のところで似たことを言いましたが、馬は高くても
安くても1頭辺りの育成費や餌代はそう大きくは変わりません

 

 

高い馬を何頭か揃えてるだけなら、倍以上の値段で募集をかけて
購入費さえペイできればほぼほぼ何とかなってしまうわけです

 

 
だって、半分の5000口しか売れなくても倍以上の募集価格で売れば
残りは自社で抱え込んで、その分あまった賞金が自分のところにま
るっと入ってくるわけですもん

 

 

で、まぁまともな人間は出資する前にペイできないことに気づいて
手を出さないわけですが、どんなに馬鹿な人間も当然馬が走り出せば
我に返って気づくわけですよ

 

 

だって、ラヴズオンリーミーの仔は一つ上がボーンシストでデビュー
出来るかもわからない状態
ドナブリーニは今年の3歳が毎回二桁着順を積み上げる天性の駄馬
キタサンブラックの兄弟で他に稼いだ仔、知っていますか?

 

 
ただでさえ走るかどうかさえ分からない一口馬主
そんな馬の弟妹に3億や4億で出資して、未勝利で終わる馬が何頭も
いる可能性だってあるわけです

 

 

当然ダビスタやウイポでG1を勝ちまくることを夢見て馬を初めて買っ
たような人は現実を見つめなおし、手を引くでしょうね

 

 
もしこのDMMが来年5000万を切るような馬を多数募集するようなら
失敗するにせよ、ある程度の経営戦略はあったのかもしれません

 

 
ただ、そのステップに進むには今年の馬がある程度成功することが
条件
果たして、1頭でも元手を返してくるような名馬はいるんですかね?

 

 
そして、もし来年のセレクトセールで懲りずに億を超える馬を買っ
ているようなら、最後にそこで売り切って再来年にはクラブの解散
を口にしているでしょうね

 

 

一応言っておきますが、私も一競馬ファンとして一口は利潤を追求す
るものではなく、夢を買うものだと理解しています

 

 

そりゃサンデーRや社台RHなどの40口募集のクラブで、たまにまか
り間違って大金を手にする可能性は無きにしも非ずですが、そんなの
は宝くじなみの控除率と喧嘩するようなものです

 

 

一般に一口は儲かりません

 

 

しかし、あくまで夢を買う以上、当たりを掴んだときにはそこそこの
利益がほしいのも事実

 

 

そんな中、99%負けが確定していて、万が一G1のような大レース
を買ったところで1万円も手元に入ってこないような夢のない出資は
誰もしませんよ

 

 
当たりの入っていない夜店のくじを、いくら引いたところで
手元には何も残りません

 

 
まぁ、くじを引くという行為自体を楽しめる人がいるなら
なんとかなるんですかねぇ

 

 
たまにいるじゃないですか
ソシャゲのガチャみたいな感じでw

 
何が当たったかは割とどうでもいいけど、とにかくガチャが
回したいって人種が

 

 

うーん、やっぱりソシャゲの会社にソシャゲ運営以外のことやらせ
ちゃ駄目だわ

 

 

もう一度言います、DMMバヌーシーは1,2年の短期間で出資費を荒稼ぎ
して一時的に莫大な利益を手に入れたら解散するだけの一時的な企画
です

 

 

サイゲのウマ娘にしてもそうですが、ソーシャルゲーム業界
っていうのは競馬というものを何も理解していないですよね

 

 

あっちは完全に死産で、利益を追求する段階にすらいけそうにない
のが悲しすぎますが、こっちはこっちであこぎでいい加減な商売が
まかり通るのが手に取るように分かって腹立たしいこと極まりない
です

 

 

 
それでは今週もよろしくどうぞ~

 

 

 

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7月30日(日)

 

 

 
札幌11R          クイーンS

 

 

 
前走G1勝ちを収めた2頭が出走と、この時期にしては
思いもかけず馬が揃った印象

 

 

かつて、ハギノトップレディとブロケードが雌雄を決した
巴賞が同じ時期の函館競馬で行われたが、3歳世代である
アエロリットがアドマイヤリードに挑戦という図式は
それを思い出させるものがある

 

 

有利な開幕週の内枠を引き、先行できる脚質
斤量差を活かせることも考えるとアエロリットにも
チャンスは大きいと思われるが

 

 

今回に限っては、外枠に入ったとはいえアドマイヤリードに
一日の長があると見て本命視

 

 
3走前の準OPで圧巻の競馬を見せて以降、完全に一皮向けた
感のあるアドマイヤリード

 

 

阪神牝馬Sでは完敗したとは言え相手は宝塚記念でも好走
したミッキークイーン

 

 

正直、上位入線馬の結果が芳しくない今年のNHKマイルの
レベルを考慮しても、まだまだ大きな差があると思われる

 

 

アエロリット自身は確かに新馬の時点で重賞クラスのラップ
を叩き出した馬であり、単純な時計勝負なら引けを取らない
のであろうが、その後重賞タイトルを獲得するまでに時間を
要したように、競馬とはそんなに単純なものではない

 

 
配当面を考えても、アエロリットとの2点買いは厳しいため
ここはアエロリットは消し

 

 

逆に配当妙味で抑えに回したいのが、確実に逃げもしくは
それに近い先行策を取るとと思われるクロコスミア

 

 
重馬場のローズSであわやシンハライトを倒すかと思われる
くらいの粘りを見せたクロコスミア

 

 
前走洋芝の函館でほぼオール11秒台のラップを刻みながら
45秒台決着という相当速い時計で逃げ切っており
ここもかなり期待は出来るはず

 

 

マークされる立場になると脆いが、人気が上位2頭に集中
している今回のようなケースで自力のある逃げ馬というのは
本当に面倒である

 

 

 

 
アドマイヤリード     7,000円
クロコスミア       3,000円