どうもおはようございます
うまうまジェントル氏です
今週は阪神JF、来週は朝日杯FSと2歳のG1が続く師走の阪神競馬
阪神JFの現時点での1番人気はソウルスターリング
そして、来週の朝日杯の1番人気はほぼ間違いなくミスエルテ
なんと、新規種牡馬、しかも欧州で種牡馬をやっているフランケルの
仔が共に2歳G1で1番人気になるという快挙
この前も少しお話しましたが、フランケル自体の偉業や栄光はご周知
の通りです
日本に10頭しかいない14年度産のフランケル産駒がG1で1番人気に
支持されるとは改めて凄い馬ですね
初年度産駒がデビューする今年のPOGなどでは日本の芝への対応力や種牡
馬としての能力が未知数だったため見送った人も少なくないとは思います
が
来年は間違いなくフランケルの仔と言うだけで変な注目を浴びてしまうの
は間違いなさそうですね
皆さんに馴染みの深い凱旋門賞馬デインドリームや、名牝ウオッカの仔も
15年度産の父がフランケルで本邦でのデビューが決まっています
恐らく、来年はディープインパクトやキングカメハメハに並んでフランケル
の仔が指名上位として持て囃されるのでしょう
ただ、数少ないサンプルの中から何頭も良い馬が出てしまうと、馬体や血統構
成を全く考慮せず、それをジンクス的にPOG雑誌から選んでしまうような人も
多いのではないでしょうか?
例えば、サンプル5頭で、ドリームジャーニー、オルフェーヴル、フェイ
トフルウォー、ゴールドシップという重賞馬が出てしまったステイゴール
ド×メジロマックイーンなどという配合
その後しばらく、同じような後追い配合の馬が量産され、数多くの駄馬を掴んで
しまったという経験がある人は少なくないんじゃないでしょうか?
生産者の中には繁殖を引退して乗馬になっていたマックイーン産駒の牝馬を買い戻したと言う話もありましたが、これは別に良いと思います
馬産なんかは馬を売り切ってしまうことが大事ですからね
しかし、ステイゴールドとメジロマックイーンの配合が走る根拠というのは、
たまたま初期に出てきた子供が走ったという結果以外何もありません
確かにステイゴールドはマイナーな父系の繁殖からも重賞馬を多く出してい
ますが、それがメジロマックイーンである必要性を定義付けてPOGで取った人
など恐らく誰もいないと思います
少し昔の話ですけど、カーリアンの子供が2歳牝馬チャンピオンとダービー馬
を同時に出した1996年
今の若いファンでもビワハイジやフサイチコンコルドのことは当然知っていると
思います
当時のカーリアンは外国の種牡馬で、外国馬にクラシック出走が認められてい
なかったのですが、上記2頭は持ち込み馬としてクラシックに出走しています
今回のJFで1番人気濃厚なソウルスターリングの藤沢調教師が初めてG1を勝った
のは93年のマイルCSのシンコウラブリイ
これまたカーリアンの産駒
カーリアンの仔は走ると言った印象は既にこのシンコウラブリイのお陰で当時
の競馬ファンには漠然とあったんでしょうけど、
それがしばらく経った年に、片や2歳チャンピオンで片やダービー馬
ましてやサンプルの少ない外国の種牡馬からの輩出
当然、翌年のPOGで皆が血眼になってカーリアンの仔を奪い合うわけですよ
栄えある97年度クラシック組のPOG1番人気は・・・・・・
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったサンデーサイレンスが3年目と言う狭間の年と
いうこともあって
カーリアン産駒で名門伊藤雄二厩舎、ビバカーリアンとなりました
POG好きな人なら名前くらいは恐らくご存知ですかね、ビバカーリアン
数多くのカーリアン信仰を崇めるにわかPOGファンを地獄に叩き落したこの
馬は5戦するも結局中央で1勝もできず、地方送り
有馬記念近づく12月のクリスマスイブの日に門別で11番人気という低評価
でようやく初勝利を挙げるというネタ馬として当時話題になりました
今年のPOG1番人気であったトゥザクラウンが、新馬でとんでもない競馬を
披露し、喉だの脚だの原因を二転三転させながら駄馬の責任転嫁をしてい
る最中ですがこういう馬を選ぶ人って、馬をちゃんと見てるんですかね?
評判だけを鵜呑みにしてホイホイ選んでるだけなんじゃないですかね?
あっ、ちなみにビバカーリアンは5着一回、3着一回と賞金は稼いでますので
POG的な意味合いではトゥザクラウンよりは多分ましですw
私は、ソウルスターリングはともかく、ミスエルテとファヴォーラに
関しては1歳時点で日本向きの相当にしっかりとした馬体と思っていた
ので、今のフランケルブームに関しては驚くよりも当然と言ったスタ
ンスを取っていますけど(ファヴォーラ推すよ、がんがん推すよwww)
来年のフランケルに関してはホイホイと食いつかないで、しっかりと
身体を見極めたうえで選定していきたいですね
うまうまジェントル氏は、トゥザクラウンの今後の活躍から目が離せません
それでは今週の予想です
よろしくどうぞ~
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12月11日(日)
阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ
本命視されているソウルスターリングだが、時計的にはリスグラシューの方が
圧倒的に優位だろう
前回勝ったアイビーステークスを例に取ったところで、阪神1800で2秒以上速い
時計で勝ったリスグラシュー
見た目優秀な勝ち方で上がりも付いてきているアイビーステークスではあるが
リスグラシューのアルテミスステークスではマイルに短縮されたとは言え、平均
12秒ラップを切りながらも33.5と破格の数字で、アイビーステークスのソウルス
ターリングよりもコンマ4秒速い上がりをたたき出している
それに関東馬であるソウルスターリングは今回初の輸送も込みとなれば、何故
リスグラシューよりも人気しているのか理解に苦しむところ
恐らく、フランケルという未知のブランドが購入者やメディアの購買意欲を煽って
いるだけとみて、今回はリスグラシューを基準に馬券を組み立てる
ソウルスターリングが本当に強いかどうかは、ここで判断するしかないと言うのが
本音
ぶっちゃけ、2着のペルシアンナイトもさほど強くないのではないか
メインにリスグラシューを置いたところで時計的な勝負になった場面での軸は決まった
恐らくこの馬より切れる馬もいないだろうし、後は展開のアヤで負ける場面を想定して
抑える馬を決めるのみ
単純にある程度前で構えるであろうレーヌミノルでいいだろう
前走は2番手からの競馬にも拘らず、終始マークされた3着のディバインコードを
上がりでコンマ4秒ちぎっている
勝ち馬には抜け出したところを目標に切れ味で蹂躙されただけであり、これは
単勝2倍に推された人気の逃げ馬の宿命
マークが分散するここでこそ、この馬の先行力が活きる
この馬の時計的な強さは、時計の出にくい小倉で古馬よりも優秀な時計で走破した
小倉2歳ステークスで存分に見せてもらった
阪神外回りのマイルと言えば6回に一回逃げが決まる超先行天国
目の上のたんこぶ的なディープ産駒もいない以上、切れだけで持って
いかれる可能性も少ないはずだ
リスグラシュー 6,000円
レーヌミノル 4,000円



