どうもおはようございます
うまうまジェントル氏です
今回の天皇賞に臨むにあたって、至るところで語られる
サイレンススズカの名前
無理もないでしょう、今回逃げ馬であるエイシンヒカリは
1枠1番
あの時の武豊が無念の涙を呑んだサイレンススズカと同じ枠
なんですよね
このサイレンススズカという馬、もう18年前の馬なのだが
未だに伝説的な馬として若い人にも名前を知られているのが
恐ろしい
簡単に当時のことを思い出してみると
3歳時は坂路で50秒を切ると言う、とんでもない追い切りでデ
ビュー前から騒がれていたにも拘らず、その激しい気性のせいで
ゲートをくぐったり、折り合いを欠いたり、上村とか言う騎手の
糞騎乗に泣かされたりと、なかなか結果を出せなかったのだが・・・
3歳の天皇賞で大逃げをかましてから馬が何かに目覚め、マイルCS
と香港を使って以降の4歳からG1宝塚記念を含む6連勝
その間は全て1番人気での勝利であり、他馬のマークなんて何のその
と言ったところでした
特に大逃げで大差勝ちした金鯱賞と、かのグラスワンダーとエルコン
ドルパサーを相手に逃げ切った毎日王冠はG2にも関わらずいまだに
伝説となっています
最近は動画サイトなどにも当時のレースが上げられているので、昔を
知らないファンでもかなりの人がこの馬の映像を観ているんじゃない
ですかね
まぁ、そこまで圧巻の競馬を繰り返してきた逃げ馬が、秋の天皇賞
で有利とも言われる最内に入ったわけですから、当然人気も圧倒的
私が覚えている限りでは1.1倍だったと思われます
当時は秋の天皇賞は1番人気が勝てないというジンクスがあり、
ギャロップダイナの強襲に屈したルドルフに始まり、
オグリキャップ、メジロマックイーン、トウカイテイオー、
ビワハヤヒデ、ナリタブライアン、サクラローレルといった
名だたる名馬が勝てないといったジンクスめいたものが
ありました
特に、タマモクロスに力負けしたオグリと故障から復帰明けの
ブライアン以外は外因的な要因での負けであり、それこそ
呪われたレースなどと言われていたものです
そんな中、何の非の打ち所もない過程で圧倒的1番人気に
支持され挑んだスズカも
「この馬が負けるなら出遅れか故障じゃないか(笑)」などと
面白半分に言われていたのですが・・・
起こったのは4角での故障発生という最悪の出来事
結局サイレンススズカはそのまま予後不良として殺処分
多くの競馬ファンが悲しみに暮れた日曜日となりました
あれから18年・・・当時を知る競馬ファンも私を含めもういい
おっさんでしょう
にも拘らず、当時の幻想に囚われているんですかね?
あの夢の続きをみたい・・・スズカが無事ならどうなったのか
それをエイシンヒカリに重ねているんだと思います
人気が集まると目標にされて圧倒的に不利になる逃げ馬のエ
イシンヒカリには良い迷惑でしょうが、それも仕方ないのか
本年は国内で一度も走っておらず、海外帰りの休養明けにも
拘らず今の時点でまだ1番人気
複勝の人気が4番人気である以上、どう考えても異常オッズです
よね
正直、エイシンヒカリはサイレンススズカにはなれません
気が荒くて、破天荒な走りをする逃げ馬ということは存じて
ますけどエイシンヒカリはハイペースが決して得意な馬では
ないんですよね
それでもあなたはエイシンヒカリを買いますか?
何か明確な理由があるならまだしも、ロマンを追いかけて馬券を
買うだなんて
それもいいんじゃないですかねw
ちなみに、武騎手が天皇賞を事実上失格扱いになったのは2回
前述の完走できなかったサイレンススズカと、斜光で最下位
に降着となったメジロマックイーン
メジロマックイーンもエイシンヒカリも芦毛
う^ん、やっぱり競馬はロマンを忘れちゃいけませんねw
うまうまジェントル氏は武豊騎手を応援しています
それでは今週の予想です
よろしくどうぞ~
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10月30日(日)
東京11R 天皇賞
正直、人気馬全部に穴がある今回の天皇賞
モーリスは距離と状態
ルージュバックは体調と体重
エイシンヒカリは脚質と休み明け
アンビシャスはハイペースが懸念材料
ラブリーデイは能力と最後の1fのラップが影響しそうな枠
リアルスティールは臨戦過程と大敗した安田記念
ここら辺りは全て難癖を付けて消すことも出来るし、目を瞑って買う
ことも出来る
正直、当てもの的な要素も多いだろう
なら、出来るだけ期待値を遵守した上で馬を絞っていきたい
まずこの中で論外だと思うのがルージュバックとラブリーデイ
ルージュバックに至っては前走が蕁麻疹明けでの流す競馬だったはず
なのだが、結局勝ち負けするところまで馬が伸びたのが運の尽き
アンビシャス相手に喧嘩を売った挙句鞭を使用
その後、天栄に短期放牧後また輸送と馬としては限界だと思う
ここで勝つようならそれこそクリフジクラスの歴史的名牝になれる馬と割
り切って見送る
ラブリーデイは末が甘くなることはご周知
前半に脚を使うことはご法度なのだが、この枠は非常にきつい
どうせ、確実に伸びてくるが、最後に伸びを欠いて惜しかったねという
パターンが手に取るように分かる
3連系の紐で買うならともかく、頭ではいらない典型の馬だろう
モーリスが距離の壁に跳ね返されると祈りつつ、本命はアンビシャスとする
前走の毎日王冠は今回に比べてルージュバックと1kg差
本来なら勝てていてもおかしくない
懸念材料であるハイペースも、前に行かなければ脚を使える馬であるため
乗り方次第である程度はどうにでもなるだろう
枠も2枠3番と、一発を狙うには絶好枠
上手く前が開けば後ろの馬は完全に封殺できるだろう
逆に、残られる可能性があるのは前の馬
本来なら危険な馬であるエイシンヒカリを、アンビシャスに
勝てる馬として対抗に推したい
正直、このオッズでエイシンヒカリを買いたくはないのだが
やはり、前でアンビシャスの脚を凌げる可能性を持った馬と
なれば、ロゴタイプなどではなくこっち
トウケイヘイローの二の舞にならないよう、ここも祈るだけである
最後に、有馬記念でも阪神大賞典でも抑えたアドマイヤデウス
毎回糞騎乗の連発でろくな結果が付いてこないが、前走の競馬を
みるとやはり一定の能力はある
スムーズならキタサンブラックを差せていたであろう、京都大賞典
枠も3枠6番と最高の場所に入った
ここ1年くらい結果の出ていない岩田だが、ここでこそイン突きが生きる
展開になる可能性は十分にある
アンビシャス 4,000円
エイシンヒカリ 4,500円
アドマイヤデウス 1,500円



