2020年度シルク募集馬考案【11〜20】

11.ツルマルワンピースの19(父:ハービンジャー.牝)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019011

 

あのブラストワンピースの全妹であるが、牡馬である兄が2000万であったのに対して、倍の4000万の値付け

馬の値段などあってないようなもの体現していると思う反面、出来は凄まじく良く、これで兄がGI馬ならこれくらいふっかけても良いかという気持ちにもなる

バランスの良さも可動域も非常に良好、本来一歳時点ではトモの筋肉位置が高くならないハービンジャーにも関わらず立派に盛り上がっており、かと言って当歳のようなシルエットが見えない馬とは違い既に480kgを超えている

作りや動きに関しては非の打ち所がない

ただ、馬体を見る限りまだまだ育つので、今後でかくなりすぎての脚部不安への懸念は付きまとう

 

 

馬体 A  歩様 A  血統構成 C  丈夫さ 〇

 

総評 

 

 

 

12.コケレールの19(父:ドゥラメンテ.牡)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019012

 

今年シルク内で募集の少なかった牡馬で、しかも父ドゥラメンテともあれば注目されて当然であろうが、母系にゴーンウェストとニジンスキーが入っているのに写真に出てきたのは首差しがヤギのような馬

良くも悪くも1歳時点での父に似ている部分なのではあるが、これでも現時点で460kgの馬体があるため、ここから血統通り体が育って更に胸前やトモでかくなるならこの前脚や繋ぎだと地獄を見るし、ここから馬が変わらないのであれば、脚の心配はしなくてもいいが能力的にお察し

他のドゥラメンテ牝馬と比べて牡馬で3000万という値付けは破格だろうが、果たしてこの前脚でどこまでと言ったところ

 

 

馬体 D  歩様 C  血統構成 C  丈夫さ ✕

 

総評 

 

 

 

13.ルシルクの19(父:ドゥラメンテの19.牝)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019013

 

若干早生まれではあるが、それでも身体の作りが血統に準拠しており、緩さを持ちながらも今のところいい成長曲線を描けている

トモの高さやシルエットは父から、腹袋は母父から、おしりのボリュームは母母からと、血統構成がそのまま活きた馬体に感動すら覚えるほど
じっくり行って欲しいドゥラメンテ産駒とは言え、既に相当柔らかいためデビューはそう遅くはならないだろう

しかしながら、はっきり言って問題は厩舎

よりにもよって田村厩舎とあれば、何か問題でもあるのではないかと勘ぐってしまう

 

 

馬体 B  歩様 A  血統構成 A  丈夫さ 〇

 

総評 

 

 

 

14.ハイドバウンドの19(父:ドゥラメンテ.牝)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019014

 

少々可動域の狭さが目に留まるも、この父ならしょうがないと言ったところ

パッと見か細い感じがするものの、測尺に関しては十分すぎる出来で、この馬体重でこの胸囲だと、今後の成長に期待してもいい

馬に関してはキコウが抜けて、お尻の位置が落ち着いた時にどういう馬体になっているかという賭けになるだろうが、母の繁殖実績がともなわないせいか値段は安価ではあるためこっそり一般抽選で買っておこうなんて人は案外多いかもしれない

 

 

馬体 B  歩様 C  血統構成 C  丈夫さ 〇

 

総評 

 

 

 

15.シュペトレーゼの19(父:モーリス.牡)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019015

 

ここまでの産駒成績のせいで評価が地に落ちたモーリス

身体は丈夫で仕上がりは早いのに、キレに欠け勝ち切れない競馬が続く

メンバーレベルが落ちればどんどん勝ち上がれるとは思うが、そこから先がまたキツいことになるのは恐らく馬主さんたちは勘づいているはず

この馬に関しては動かしてこそある程度見栄えがするも、モーリスにも関わらず、1歳時点で明らかに付くべき筋肉が足りていない

これを頑丈さを盾に無理に仕上げても勝ちきれないだろうし、既に結構な大きさがあるため、仕上がるまで待つと恐らく馬体は500kg半ばまででかくなるはず

 

 

馬体 D  歩様 C  血統構成 D  丈夫さ ◎

 

総評 

 

 

 

16.ルミナスグルーヴの19(父:モーリス.牡)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019016

 

5月生まれで馬体も小さいためか、まだ身体に芯が入っておらずぎこちないが、単純に写真で見た時のシルエットだけなら悪い馬ではない

歩かせても及第で、この子も例に漏れず、モーリスの子はきちんと可動域を持っている子が多い

クラシックの時期云々の馬ではないだろうが、モーリスとは言えこういった将来性のある馬に出資するのは悪くは無いだろう

身体は放っておいてもでかくなるだろうし、焦らず待てる人なら楽しみはありそう

 

 

馬体 B  歩様 C  血統構成 C  頑丈さ 〇

 

総評 

 

 

 

17:アイスパステルの19(父:モーリス.牝)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019017

 

早生まれで牛のようなメス馬が出てきたが、体高がないためもしかしたらここからは身体の成長は少なく、筋肉を付ければ更に身体が牛牛してくるかもしれない

身体の動きももっさりしていて、後脚は内向気味

管囲も細くデビューしたところでどのような結果になるか
もう少し背中にゆとりがあれば成長にも期待できたが、今の段階では非常にコメントに困る馬

PDFのカタログに描き綴られる当てにならない美辞麗句ですらなんとも微妙なニュアンスなのはあまり見かけない

 

 

馬体 D  歩様 D  血統構成 E  丈夫さ △

 

総評 

 

 

 

18.ルールブリタニアの19(父:エピファネイア.牡)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019018

 

現時点で非常に人気が高い馬だと聞いているが、評価に迷う3年目のエピファネイア産駒

1月生まれでこの馬体だと、既におおよそのシルエットは決まってしまっているだろうし、その中で特に気になるのが脚の長さ

もう少し成長をほのめかせるくらい長さやトモの高さがあれば良かったのだが、良くも悪くも平均的

仕上がりは早く、可動域も悪くは無いのだが、前脚の送りは頼りなく、目先の一勝だけが競馬では無いため、あくまで将来性を踏まえて評価したい

 

 

馬体 C  歩様 C  血統構成 B  丈夫さ △

 

総評 

 

 

 

クロンヌの19(父:エピファネイア.牝)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019019

 

今でも割と筋肉量は豊富だが、身体をまだまだ使いきれていないため、歩かせるとフラフラと甘さが出てくる

上のルールブリタニアとは逆に、体全体がまだまだ成長できるシルエットなので、焦らずにじっくりゆっくりと言ったところか

半年後の動画で歩き方がどう変わっているかが見物であろう

値段も安いので、長く付き合うダート馬ということを踏まえて買うのであれば、問題は無いだろう

引退時期の決まっている牝馬
でなければもっと人気していても良かったと思われる

 

 

馬体 B  歩様 D  血統構成 B  丈夫さ 〇

 

総評 

 

 

 

20.シャクンタラーの19(父:エピファネイア.牝)

 

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2020/2019020

 

この馬も上記のクロンヌ同様歩様が硬い

加えてボックス型の身体というのはキレに欠け、牝馬本来の武器が活かせない可能性が高い

背中のラインとおしりの筋肉量は募集馬の中でもかなり目を見張るものがあるので、ある意味スカイグルーヴなんかと似通った部分はあるのだが、繋ぎのゆとりのなさと反った脚を見るに芝だと脚元が少々不安

得意苦手と言う意味ではなく、安全面でダートの方が良さそう

ただ持ってる武器は強烈なので化ける可能性はある

 

 

馬体 B  歩様 D  血統構成 C 丈夫さ △

 

総評 

 

 

 

 

続く