2019年度シルク募集馬考案【61~70】

61.アンティフォナの18(父キズナ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018061

背中が短く、お尻が既にパントしており、腹が並行したとしたキズナ産駒
緩さもゆとりもなく、ここまで走ってきたキズナ産駒の馬体のシルエットという意味では綺麗に外したような凡馬であろう
ただ動かすとなかなか良いのので、それがどう転ぶか
初年度が走り始めて2ヶ月だとまだまだサンプルが足りていないため、この馬自体が学ぶための素材である

馬体 D 歩様 B 血統構成 C 丈夫さ 〇

総評

 

 

62.ライフフォーセールの18(父キズナ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018062

胸前の作りがG1馬の半姉にそっくりであるが、現状腹も巻き上がってトモの位置も高い
しかし、ここまで勝ったキズナの子は皆腹と腰がアンバランスでもあった
血統馬だけに値段が高いのと前脚の弓がかりがネックだが、胸囲も非常に大きく大物になりえる可能性はある
身体の柔らかさに反して前脚の出があまり良くはないので、怪我のリスクは常に付きまとう馬かもしれない

馬体 A 歩様 B 血統構成 A 丈夫さ △

総評

 
63.カメリアローズの18(父キンシャサノキセキ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018064

どこを目指して配合したかは定かではないが、小さい割に身体は随分良いバランスに出た
歩様も筋肉量も及第で、安い馬で稼ぐと言った意味ではビジュートウショウと並んで狙い目
前脚にたわみがあり、更に管囲が細いためあまり大きくなると脚が怖い
元々キレで勝負する馬であろうし、G1クラスを望まないと言うなら440kg前後が望ましい

馬体 B 歩様 B 血統構成 D 丈夫さ △

総評

 

 

64.ビリーヴミーの18(父スクリーンヒーロー)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018064

1月生まれにも関わらず少し小さいのが難点ではあるが、歩かせても体幹バランスがよく、可動も踏み込みも及第
シルエットも単にお尻や胸前がはっきり出ているだけでなく繋ぎも綺麗に寝ていて力強さと柔らかさを同時に持ち合わせている
値段もかなりお手頃に設定されており、もし牡馬なら多少上乗せたところで申し込みが殺到していただろう
今現在のモーリスに多様性や独自性がなく、代替品とまではいかないがスクリーンヒーローのコピーであることが見え隠れする1頭

馬体 B 歩様 A 血統構成 B 丈夫さ 〇

総評

 

 

65.シーイズトウショウの18(父ブラックタイド)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018065

今現在、昨年シルクで募集された上位実績馬の中で能力に疑問符が打たれているヴァンタブラックの父にヴェルテックスの母
母父サクラバクシンオーはキタサンブラックを狙ったものだろうが、それ自体が特異な馬
本馬は見た目も動きも悪くは無いという言葉で収まるくらいブラックタイドとしては平均的な馬である以上この値段では手が出しづらいか
将来的に恐らく500kgを超える馬だが厩舎が優秀なため怪我には無縁だろう

馬体 C 歩様 D 血統構成 D 丈夫さ 〇

総評

 

 

66.サダムグランジュデの18(父ヘニーヒューズ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018066

1月生まれで既に身体の完成系が見える馬
キンカメの若駒らしい骨格とヘニーヒューズの筋肉が非常に綺麗に出ており、ここから鍛えられてトモにボリュームが出てこれば大舞台でも見劣らない好馬体になる
血統通り適性は恐らくダートで、ベストは1400mか
即尺、歩様共に良好で今の段階でおおよそ欠点が見当たらない
長く活躍する牡馬だと調教師の方が先に引退する羽目になる訳だが…

馬体 A 歩様 B 血統構成 B 丈夫さ 〇

総評

 

 

67.デイトユアドリームの18(父ミッキーアイル)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018067

ミッキーアイルの初年度とあって馬の傾向を考えてみたが、同じディープ直系のディープブリランテやリアルインパクトと違い、随分緩く出た
即尺の数字が十分な馬なので、調教師主体でもガンガン鍛えられる厩舎の方が良かったと思われる
多少身体の体幹が備わりキレていないだけで馬自体は悪くないのだが、この馬をしがらきからバトンを受け取った池添厩舎に仕上げられるのかが焦点

馬体 B 歩様 D 血統構成 D 丈夫さ ◎

総評

 

 

68.アーデルハイドの18(父ラブリーデイ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018068

シルク御用達の血統で一流厩舎とあれば無条件で人気しそうな馬だが、正直キンカメ系のスタンダードからは随分と離れた身体で悪くいえば鈍重
個人的には1つ勝てればといったライン
ラブリーデイの初年度でサンプルがないのだが、この首差しで背中連動して後ろを動かせるのか疑問が尽きない
実際歩かせた動画を見ても極めて凡庸で、池江師が鍛えに鍛えたところでダート馬にしかならない気もするが…

馬体 D 歩様 D 血統構成 D 丈夫さ 〇

総評

 

 

69.ウルドの18(父リオンディーズ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018069

リオンディーズは毎回良く見えて困るが、まだ緩さの残るこの馬も絞れてどうでるか非常に楽しみ
お尻はもろにキンカメ系の身体だが牝馬らしい柔らかさとも持ち合わせており、前脚もしっかりと出ているため、この腹回りでも非常に素軽く見える
値段を考えればケチのつけようはないだろう
この手の出資候補に入りやすい安馬は、多分一般での応募が殺到するので、実績が無い人は抽優を使うか悩ましいところ

馬体 B 歩様 B 血統構成 C 丈夫さ △

総評

 

 

70.カリスペルの18(父Dawn Approach)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018070

日本で鬼門のガリレオ系だが、一介の芝マイラーとして馬体そのものに長所もなければ欠点らしいものもない
ただ、この身体自体が日本の馬場に適性があるかと言われれば疑問符
動かしたところで伸びがなく、適性を疑う一因となっているため、なかなか改善は難しそう
もう少し前脚が綺麗に出ていれば一考の余地はあっただろう

馬体 C 歩様 D 血統構成 E 丈夫さ 〇

総評