2019年度シルク募集馬考案【41~50】

41.ローブティサージュの18(父ハーツクライ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018041

見た目は良いが身体が固く、キレと言うよりは馬力で走るタイプ故にもう少し胸囲が欲しかった
可動域の小さい後肢も値段を考えれば懸念材料であろう
ただ、牡馬なので値も張るが、その分成長にも期待できるので、姉に出資していた等、シルクに縁のある血統に思い入れがあるなら狙ってみるのも良いだろう
調教師の須貝が選んだのはプチノワールではなくこちらという点でも楽しみはある

馬体 B 歩様 C 血統構成 B 丈夫さ 〇

総評

 

 

42.サミターの18(父ハーツクライ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018042

動かすとさすが良血と思われる最高レベルの踏み込みと柔らかさを持つが、背中や腹のせいで馬体のシルエットが往年のハーツクライ産駒の見た目ではない
更に早生まれで周りに見劣るこの馬体重と細い管囲をどう見るか
これで胸囲がなければ成長の余地なしと即切り出来るのだが、そこだけは他馬以上のものを持っており、トモの大きさも馬体比にしてただものでは無いので取捨選択が悩ましい
戦場はマイルで、成長過程で致命的な欠点を克服の勝負であろう
評価は分かれそうだが、私は嫌いではない

馬体 D 歩様 A 血統構成 A 丈夫さ △

総評

 

 

43.ストゥデンテッサの18(父ハーツクライ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018043

今年のハーツクライの中で値段は最安だが、身体のラインにメリハリがないこと以外はある意味全てが標準的
ゆとりのある背中に適度なトモに適度な可動域、ある意味上記のサミターと正反対
現時点で早期デビューが見込めそうな即尺で、怪我さえなければそこまではあっさりと辿り着けそう
最初に1つ勝てれば牝馬なりに長い付き合いになりそうな馬である

馬体 C 歩様 C 血統構成 B 丈夫さ 〇

総評

 

 
44.パーシステントリーの18(父ダイワメジャー)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018044

15世代シルクで未完の大器と言われながら病気で天国に行ったオブセッションの弟
まさしくダイワメジャーと言わんばかりの身体のボリュームだが、柔らかい上に前が弱く、繋ぎこそ普通だが血統に違って恐らく差し馬
管囲が非常に安定した数字で、この調教師のスパルタにも耐えれそうなのは一安心
ダイワメジャーの産駒も年々減っていくことが確実視される中、最後の大物の登場が望まれる訳だが…

馬体 B 歩様 B 血統構成 B 丈夫さ 〇

総評

 

 
45.スリールドランジュの18(父ロードカナロア)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018045

母父にワンクッションおいたのがゼンノロブロイという点がどう転ぶかだが、血統構成はなかなかに立派
しかしトモ、首差しともにカナロアの水準以下、かつバランスが良いとは言えない
こういう馬でもトモさえでかければ大物の可能性はあるのだが、あくまで標準レベルとあればなかなか踏み切りづらいのも事実
動かしてもあまり見栄えはせず忙しい
この身体だと特に直線坂のある競馬場では苦労するだろう

馬体 D 歩様 D 血統構成 B 丈夫さ 〇

総評

 

 

46.ペンテシレイアの18(父ロードカナロア)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018046

まずここまで背中が伸びたロードカナロア産駒はサンプルが少なく、博打
パッと見ただけで異質な感じを醸し出す馬だが後ろの筋肉量と踏み込みが頼りないか
母自身非常に体質の弱い馬なので、管囲が20cmに満たないこともあり柔らかさだけが伝わったとすれば不味い
父ロードカナロアという一点だけでこの募集価格なのだろうが、それ以外にセールスポイントを探すのが難しい馬

馬体 E 歩様 C 血統構成 C 丈夫さ △

総評

 

 

47.ベルアリュールⅡの18(父オルフェーヴル)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018047

G1馬の姉と同じステイゴールドの血を持つ馬を父に充てがったが、ワンクッション置くだけでここまで違う馬になるのかと驚きを隠せない
もっさりとした体のラインに父譲りの腹袋のせいか見た目もあまり見栄えはしないのだが、後ろの筋肉と動きだけは柔らかさも力強さも兼ね備えておりなかなかのもの
しかしそれを帳消しにするレベルで前脚が不穏で、歩かせた時には前脚の力が外に外に逃げている
管囲も細く、故障のリスクは非常に高いだろう

馬体 D 歩様 D 血統構成 C 丈夫さ ×

総評

 

 

48.ウインフロレゾンの18(父ハービンジャー)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018048

17年度産キャンセル募集で1番人気となったレイコックアビーの全弟で、今週の新馬戦の結果次第で人気が大きく変動しそうな一頭
ハービンジャー産駒には珍しく、若いうちから身体のラインがある程度分かる馬であるが、その極端な例がブラストワンピース
ブラストワンピースの馬体は募集段階では調教師にすら酷評されていた訳だが、後出しでもなんでもなく、私自身あれはあれでありだと思う
後ろの動きは素晴らしいが、左前脚がフラフラしており懸念材料
能力はある程度ありそうなので故障リスクとの戦いであろう

馬体 B 歩様 B 血統構成 C 丈夫さ △

総評

 

 

49.パーフェクトマッチの18(父ルーラーシップ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018049

前の筋肉が少し物足りない気もするがルーラーシップのスタンダードはこんなもの
動かしても踏み込み、可動全てが及第で、将来的に身体も大きくなりそう
2勝した全姉よりもシルエットがよく、なかなか面白い馬
欠点が非常に少なく、ここから大きくなっていく過程でどれだけ持っているポテンシャルを引き延ばせるかが鍵
値段もお手頃で、シルクで人気になる典型

馬体 A 歩様 B 血統構成 B 丈夫さ 〇

総評

 

 

50.エスメラルディーナの18(ドゥラメンテ)

https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018050

遅生まれだがバランスが良く、今現在の大きさに比例した即尺も十分
独特の首差しは父譲りのものであり、これが原因で失敗するとは思えず、首自体が駄目な時は父の産駒が総崩れになるだろう
繋ぎが立ち気味なドゥラメンテが多い中、この馬は脚元も安定しており内向気味ではあるが故障のリスクも多少はマシか
動きにもう少し柔らかさが欲しいが、500kg前後まで育つと思われ、楽しみはありそう

馬体 B 歩様 C 血統構成 C 丈夫さ 〇

総評

 

 

続く