31.メジロトンキニーズの18(父スクリーンヒーロー)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018031
既に500kg近くある牝馬で、しかもまだまだ成長の余地を残した身体
体幹も強く、牡馬なら恐らくセリに出しで良い値で売れたのではないかと思えるくらいの馬
クラブにロベルト系牝馬を持ってくるのはしょうがないのだろうが、求められるものが違う以上牝馬のこの馬は1つの冒険
稀にウオッカのような性別を間違えたような馬が出てくることもあり、そのスタート地点には到達出来た
後はその1%の可能性に賭けれるような人には夢を見せてくれる
馬体 B 歩様 B 血統構成 C 丈夫さ △
総評 B
32.グレイシアブルーの18(父トーセンジョーダン)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018032
牡馬であることを考えれば今年の最安馬枠であろうが、ここまでの父産駒の成績を見れば致し方なしか
遅生まれで更に晩成の父を持つこともあってか、身体がまだ当歳のような雰囲気も残っている上に、歩き方もコトコトと硬さと幼さが残る
体幹や前脚を見るに故障とは無縁であろうが、まず1つ勝ち上がらない限りはどれだけ丈夫であろうが引退となるため、デビュー云々よりも、まずは1から身体の成長を待つしかないのが歯痒いところ
馬体 C 歩様 C 血統構成 E 丈夫さ ◎
総評 D
33.レースパイロットの18(父ヘニーヒューズ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018033
単にヘニーヒューズ産駒という事だけに拘るならもう少しお尻のボリュームがあってもいいが、サンデー直仔で超良血である母の身体のバランスを考えれば十分及第
格安馬ではあるが胸囲が大きい上に既に身体はある程度出来ており、デビューは早そう
恐らく初っ端からダートを使うので、値段に反して勝ち上がりの可能性はかなり高い馬だと思えるが果たして
馬体 C 歩様 B 血統構成 B
丈夫さ 〇
総評 B
34.モヒニの18(父American Pharoah)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018034
ガリレオの肌にアメリカンフェイロアと、血統を一目しただけで日本で走る馬ではないと思われる
背中もたわんで身体もぐにゃぐにゃで芯が無く、大事に使う厩舎を考えても、走ってどうこうと言うより繁殖に上げることが目的であろう
可動域はあっても硬い日本で走るスピードを持ち合わせていないと結果は伴わないが、サンデー系種牡馬を付けてワンクッション置けばそこは改善されるため、子供には期待したい
馬体 D 歩様 C 血統構成 B 丈夫さ △
総評 D
35.トゥアーニの18(父Frankel)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018035
さすがフランケル産駒と言ったところで、高額馬の中でも見た目だけは特に良い
はち切れんばかりの尻に体幹バランスの良さを持ち合わせた馬
背中を見るに、距離に融通が効かなそうなのは難点だが、マイルまでならなんとかなる…と言うか、調教師がなんとかするだろう
多少後ろの可動域に問題があり、大きなトモを現状持て余している気もするが、厩舎含めなかなかに夢はありそう
馬体 A 歩様 C 血統構成 B 丈夫さ 〇
総評 B
36.ウッドコックムーンの18(父Gutaifan)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018036
馬体、即尺ともに値段を考えれば非常に良い馬
踏み込みと可動が大きく、日本での適性が分かりかねる3流血統のせいで評価はイマイチだが、そこは分からないものと割り切ってみるのもありか
背中と胴を見る限り父同様の芝の短距離馬だが、その割にはお尻の全体割合が小さい懸念はある
ここさえパンとしてくれればもっと評価は上だったはず
馬体 C 歩様 B 血統構成 E 丈夫さ 〇
総評 C
37.ダストアンドダイヤモンズの18(父ディープインパクト)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018037
超高額のディープ牡馬ながらポイントとなる胸囲が水準以下
この母系のガチガチぶりでどうしてこうなったのか
ならいっそキレを活かしての追い込みを期待して後ろはどうだと目をやったところでトモの大きさ、可動域ともに1億の馬とは思えない
現状全てが成長前提の段階である
加えて遅生まれ、なかなか結果の伴わない池添厩舎となると、値段を考えても躊躇する人は多そう
馬体 C 歩様 D 血統構成 B 丈夫さ 〇
総評 C
38.ヘアキティーの18(父ディープインパクト)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018038
体高の割に胸囲が大きく、同じ中内田厩舎に入った昨年のリアアメリアを思い起こさせる
ただ、胴が間延びしているせいか、さすがにリアアメリアほどの厚みやボリュームは感じない
可動、踏み込みは非常に良い馬で、もう少しシルエットにメリハリが付けばと思うが、この時期のディープインパクト産駒だけにそこまで望むのは贅沢であろう
馬体 B 歩様 A 血統構成 A 丈夫さ △
総評 A
39.パレスルーマーの18(父ディープインパクト)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018039
他のディープ産駒に比べて少し安いが、馬の作りにディープ産駒のスタンダードとズレがある
もっと前、後ろ共に筋肉質であればこの手の腹や背でも走る馬はいたが、この馬に関しては特に後ろの筋肉が足りなさすぎる
見栄えのしない写真に対して、動き自体は悪くは無いので勝ち上がりに関してはなんとかなりそうといったところか
馬体 D 歩様 B 血統構成 A 丈夫さ △
総評 C
40.カラフルブラッサムの18(父キングカメハメハ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018040
写真を眺めている段階では一目で惹かれるくらいのシルエットの非常に良い馬で、成長過程のキンカメ産駒らしいトモの高さを持った馬だが、歩かせてみると体幹も弱く、右前脚が特に危険
3月産まれにも関わらず、未だ馬体重は380kg、即尺も平均以下で見た目との齟齬が数字に出ている
存在自体が非常にリスキーで如何にシルエットが良かろうとポテンシャルを活かせる保証はないとなかなか出資には踏み切りにくい
馬体 C 歩様 D 血統構成 B 丈夫さ △
総評 D
続く



