21.アドマイヤテンバの18(父モーリス)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018021
超早生まれのせいか、身体が立派すぎる
特に牡馬と見紛うほどの筋肉だがロベルト牝馬というのが非常に問題であろう
この馬も前脚に不穏があり、若干前が外向気味で弓脚の具合は上記のレネットグルーヴより激しい
怪我のリスクは馬体重も込みで最低レベルではないかと思われ、せっかくの大きなトモと広い可動域が非常に勿体ない馬
馬体 B 歩様 C 血統構成 C 丈夫さ ×
総評 D
22.アルギュロスの18(父モーリス)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018022
現状馬体重が400kgほどしかないため、今までの2頭と違い一見平凡と評するくらいまとまった馬に見える
シルエットが単調で、ロベルト系であるならもう少しメリハリの付いた身体でも良いのではないか?
歩様は思ったより柔らかく、脚も曲がってはいないので大きくなり過ぎないなら怪我のリスクは少ないが、母父ディープの弊害がそのまま出てきたような身体の馬で、馬そのもののポテンシャルを問われた場合は甚だ疑問である
馬体 D 歩様 B 血統構成 D 丈夫さ 〇
総評 D
23.ビジュートウショウの18(父ディープブリランテ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018023
歩様、即尺、シルエット、筋肉量ともに非常に完成度の高い馬
リアルインパクトにお株を奪われたディープブリランテだが、多くを求めず早期始動で稼ぐという意味合いならこの値段はお値打ち
安馬の部類に入るので、ヒットの延長がホームランに賭けるくらいでちょうどいい
ただやはり血統はかなり問題で、母系は重めで主流から外れたノーザンダンサー2本に、よりによってフォーティナイナーがミスプロ
母父はディープスカイと完全に今の時代の適性にはない
馬体 B 歩様 A 血統構成 D 丈夫さ 〇
総評 B
24.メモリーレーンの18(父ディープブリランテ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018024
バランスも身体も写真を見た限りは立派なものだが、早期始動を目指す血統なのにトモが甘すぎるし、何より後肢の可動に違和感を感じる
管囲も細く弓脚、これだけ脚に不穏を抱えているとデビュー出来るかどうかがまず不安
本来早期にビシビシ鍛えて稼ぐ血統の馬なのに、デビューが危ぶまれる脚と言うのは本来の購買目的と異なる本末転倒な買い物なのではないか
馬体 C 歩様 E 血統構成 C 丈夫さ ×
総評 E
25.ヒストリックレディの18(父リオンディーズ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018025
リオンディーズ産駒は総じて見た目が良すぎる
適性を含めた本当の意味でのポストキンカメは、ドゥラメンテでもロードカナロアでもなくこの馬かも知れない
ご多分に漏れず素晴らしく均整の取れた身体に、即尺含め強い体幹を持つこの馬だが、この強気な値段をどう見るか
問題は可動域で、トモ高のキンカメ系らしいコトコトした後ろ脚の捌きがどこまで落ち着くかが鍵
馬体 A 歩様 C 血統構成 C 丈夫さ 〇
総評 B
26.アンソロジーの18(父リオンディーズ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018026
大きな胸囲を持つも、パッと見で分かるくらいトモ高過ぎて全然後ろ脚が前に出ないほどアンバランスな成長具合
ただ、成長の過程でキコウが抜ければ落ち着くはずなのでそこは問題ないだろう
身体は緩いしメリハリが全然無いので、まだまだこれから
の馬だが、母の血統と産駒成績を見ると、新規種牡馬、新人厩舎の牝馬であることを考えれば結構お高め
尖った良い部分もあるが、管囲の細さと繋ぎの立ち加減を見ても、能力云々の前に越えるべきハードルが多い馬
馬体 C 歩様 D 血統構成 D 丈夫さ △
総評 D
27.シンプリーディヴァインの18(父エイシンヒカリ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018027
サンプルだけでなく比較対象すらあまり無いエイシンヒカリ産駒
父は気性的問題もあり逃げていたのだが、何故かこの馬も前目で競馬をするような脚の運びをするのが面白い
見た目はアンバランスで、身体つきだけでは適性や始動時期が読みにくいのだが、動かしてみるとなかなか悪くないので一般で取り敢えず1口だけ買うような人は割といそう
馬体 D 歩様 A 血統構成 C 丈夫さ 〇
総評 C
28.ガルデルスリールの18(父エイシンフラッシュ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018028
未勝利戦などのパドックで、駄馬でも良く見えて困ることの多いエイシンフラッシュ産駒がこの身体のシルエットだと、おおよそ将来性を感じえない
母父ダイワメジャーのせいか動画詰まってトモが大きくみえるが、身体自体は大きくなく、そもそも配合の意図が見えない
適性は恐らくダートの短距離で、夢を持って買うノーザン系のクラブホースとしては物足りないのではないか
馬体 E 歩様 B 血統構成 E 丈夫さ 〇
総評 E
29.ベッラレジーナの18(父エピファネイア)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018029
初年度である昨年は結構な人気があったエピファネイア産駒だが、ここまでの走りや評価を見る限り、体躯を活かした逃げ先行馬が殆どで、この馬が将来的にその条件を満たした馬になれるかどうかは微妙なところ
現状390kgで、胸囲も管囲も大きくない牝馬がどれだけ大きくなるかを考えればなかなか難しいのではないか
適性は芝であろうが、パーツパーツのアンバランスさに加え、思った以上に短足で更に初仔とあれば、ここからの急激な成長の可能性は低そう
馬体 D 歩様 C 血統構成 D 丈夫さ 〇
総評 D
30.フィエラメンテの18(父ジャスタウェイ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018030
昨年の夏に大活躍したジャスタウェイの産駒とあってか値段は2500万と決して安くはない
しかし、この馬に関しては血統がどうこう以前に、おおよそ走る馬のシルエットでは無い
ジャスタウェイでこれだけ鈍重な見た目になると、産駒の活躍馬に見られる持続スピードとは無縁
歩かせても体の硬さが既に気になるレベルで、母父の筋肉質さの悪い部分が目立ってしまっている
馬体 E 歩様 D 血統構成 D 丈夫さ 〇
総評 E
続く



