1.エクセレンスⅡの18(父ディープインパクト)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018001
身体はそれなりのディープ牡馬だが、背中に胴ととにかく緩い
ディープは早い内に身体のラインが見えるくらいならこれくらい緩い方が良いと言う話もあるのでそこは意見が別れるところ
後ろ繋ぎ的にキレで勝負する馬なので現時点でのこのトモだとデビューは秋口までは時間がかかりそうか
身体は母の血が目立たないくらいのディープ産だが、血統構成的に将来的に標準以上の大きさにはなりそうであり、今の馬体重は気にしなくともいい
馬体 C 歩様D 血統構成B 丈夫さ 〇
総評 C
2.トゥーピーの18(父ディープインパクト)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018002
370kgで発達途上
コロンとしているが後肢の踏み込みはまずまず
後左脚が若干の不穏
現状シルエットが走るディープインパクト産駒とは似つかず、しかも激高で値段と釣り合わない典型
しかも牝馬とあっては完成したところでどこまでやれるかと言ったところ
母系も異色で将来の繁殖入りを含めた実験的な意味合いが強いか
馬体 D 歩様 C 血統構成 C 丈夫さ △
総評 D
3.シャトーブランシュの18(父キングカメハメハ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018003
産駒が走る絶対条件であるトモ高のキンカメ
ただ、サンデーは無いのに踏み込みが甘い
既にそこそこでかいのでどこまで上積めるか
首差しの細さは気になるところだが、ドゥラメンテなどもそうだったように、芝を走る上では問題はないだろう
最も、キングカメハメハの子は昔と質が少し変わっており近年は柔らかさが無い子が増えた
身体が固いと前脚が若干危険な気がするので現状のコトコトした歩き方がどう変わるか
馬体 B 歩様 C 血統構成 C 丈夫さ △
総評 C
4.ライラプスの18(父キングカメハメハ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018004
もう少しトモが筋肉質であったらと思わないでもないが、バランス、踏み込み申し分無し
シルエットも牝馬のキングカメハメハとしては上等な出来だろう
特に胸囲の大きさはこの時期の大きさとしては十分過ぎる
母が高齢のキンカメ牝馬で一枚割引きもアーモンドアイのような可能性もあり、納得出来る範囲の出資であるなら賭けるのもあり
左後肢に若干の難ありだが、鍛え方次第で改善の余地はあるレベルか
馬体 B 歩様 B 血統構成 B 丈夫さ 〇
総評 B
5.マチカネタマカズラの18(父ハーツクライ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018005
ハーツクライ産駒としてのシルエット、踏み込み、柔らかさ、即尺全て及第
尖ったものもないが、おおよそ欠点が見当たらず、かなり優秀
血統も現代競馬で必要なものが揃っており、ある種の完成系
前の作りが後ろに比べて甘いので、恐らく後ろからの馬になると思うが、切れるというイメージはないので前もある程度育って欲しいところ
ハーツクライ独特の後脚の寝繋ぎを持っており、それがどう転ぶか不安、蹴りの力が分散して凡馬になってしまうリスクは付き纏う
馬体 C 歩様 B 血統構成 B 丈夫さ〇
総評 B
6.レーヴディマンの18(父ハーツクライ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018006
シルエット、歩様共に凡庸でマチカネタマカズラの子と同じ値段であることが信じられない
遅生まれのためか後ろ脚もパンとせずフラフラで、ここからどれだけ変わるかと言ったところ
可能性を示唆すればキリがないので現状を見て評価するが、値段を考えても微妙か
血統も姉が愛G1馬である点を除けば母系は異色というよりかは時代遅れであり評価には値しない
馬体 D 歩様 C 血統構成 C 丈夫さ 〇
総評 D
7.ピラミマの18(父ハーツクライ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018007
上記2頭の牡馬より高いスワーヴリチャードの全妹
後ろが内向気味なこと以外はある程度動きもまとまっており、牝馬なのでセリに出さずクラブに持ってきた典型
牝馬の割に高いが母の仔出しが非常に良い血統馬なので致し方なし
欠点としては、既に460kgを超える立派な馬であるが胸囲が少し足りないのと首差しが弱い
キレる馬なら問題ないのだが全兄は間違ってもそのタイプではなかった
首から下のシルエット自体は良いので、後は筋肉の付き方次第か
馬体 C 歩様 C 血統構成 A 丈夫さ △
総評 C
8.プチノワールの18(父ハーツクライ)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018008
シルク御用達の血統馬だが、身体に芯がない
須貝厩舎が引き受けなかった理由を考えると、なかなかに難しい馬
成長含めた先物買いになる
トモもキコウも見る限り時間がかかりそうで、背中も間延びしすぎで、お尻の筋肉も物足りない
前脚が完全に外向しており、怪我のリスクというより競走能力に影響ないか不安
馬体 C 歩様 D 血統構成 B 丈夫さ △
総評 C
9.リュラの18(父ロードカナロア)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018009
既に身体の基礎が出来ておりほぼマイル以下の馬で確定
良血駄馬だった母からは貧弱な首差しのみ受け継いだがそれ以外は祖母のもので、特に肩端から胸前にかけてはハープスターを彷彿とさせる
首のせいでバランスが悪く見えるがそもそものパーツがデカすぎるので、将来的な馬体が想像しにくいのが難
即尺が十分過ぎる出来で、カナロア産駒らしく可動域も広いため人気しそうだが、これだけの体をこの首で動かすとなるとアンバランスさで苦労しそう
馬体 C 歩様 A 血統構成 C 丈夫さ ◎
総評 B
10.パープルセイルの18(父ロードカナロア)
https://www.silkhorseclub.jp/horse_bosyu/2019/2018010
フジキセキの筋肉とロードカナロアの筋肉は、同じ短距離系でも全く質が違う
カナロアの柔らかさをフジキセキの筋肉が殺す可能性も高い
今は緩すぎてどちらに転ぶか分かりにくいのが難しいが
博打馬だけどマイナス要素強め
歩様もシルエットも即尺も現状なかなか難しく、デビューまでがまず遠い道のりかもしれない
馬体 D 歩様 D 血統構成 D 丈夫さ △
総評 E
続く



