うまうまジェントル氏回顧   011

どうも、おはこんばんちわっす

うまうまジェントル氏です







今年もセレクトセールが近づいてきました

毎年非常に注目度の高いこのセリで、どんな馬が走るのかを
青田刈りと称しての馬体の勉強に奔走してもう何年になります



当然私は馬主の資格など持っておりませんので、セリが終わっ
た後に写真を眺めるのが関の山なのですが、それでもこれだけ
の若い馬を、何の予備知識もなく血統と馬体だけで色々想像す
るのは色々と捗ります


私個人としてはPOGなどは殆どやっておりませんので、走ると思
った馬が、翌年デビューしたときに一つでも勝ち上がってくれれ
ばいいなぁくらいにしか考えていないのですが、俗に言うPOGフ
ァンなどは、この辺りから翌年に向けての準備が始まっているそ
うですね



ちなみに、私は昨年のセレクトセールの馬ではネオユニヴァース産
駒であるストレイトフロムテキサスの仔が一番良く見えました

落札者はタイセイの冠名で御馴染みの田中成奉氏で、値段も割り
と高めの4800万円


ここまでは一度も2歳馬情報などで目にしたことがないように、ま
るで注目されていない馬のようですね


私もどこの厩舎に入るかなどは全く知りませんし、現状の情報も
個人馬主の馬のため、ほとんど分かりません

やっぱりこういう馬はPOGなどでも人気にはならないんでしょうかね

割と良血で値段もそこそこのような気がいたしますがどうなんでし
ょう?




母父はG1勝ちのないジャッジティーシーで、インリアリティとセ
クレタリアトで構成されているガチガチのアメリカダート血統

母系にも、ダマスカスやサーゲイロードなど完全にアメリカの
色合いが強く、本来なら日本の馬場にあっているとも思えないの
ですが、


姉のディープサウスが芝の条件戦で活躍していますし、これだけ
堅い筋肉質な血統なのに、父親に似たのか筋肉の柔らかさとバラ
ンスの良さが目に付きます


父のネオユニヴァースのセールスポイントは筋肉のバネと柔らかさ
に尽きると思いますので、変に筋肉質の馬よりはこういう綺麗に纏
まった馬の方が走る傾向にありますし、

飛節や背中を見ても、距離はある程度長い方が良いと思われますの
で、もしかしたら来年いくつか勝てないかなぁとか想像してしまい
ますね


私が若駒で特に注意してみるのが、やはり筋肉のバランスと質
そして、それがその馬の血統に合っているかどうか・・・


やはり、血統の特徴と言うのは確実に馬体に出ますし、それが400年
もの間、競馬と言うものの土台になってきたものですからね


よく、馬なんてどれも同じにしか見えないという人がいますが、
もしもペットを飼われている人はそれに置き換えて考えてみて
ください

私は黒いラブラドールなどは全部同じ犬に見えますが、実際に飼われ
ている人にとっては、自分の飼っているラブとその他大勢では全く違う
犬だと言う事に気付くと思います


結局、馬を見る能力なんて、血統含めてどれだけ馬1頭1頭に興味を持
つかなんだと思いますよ


私だって全然興味のないAKB48などは、失礼ですが全員同じ顔にしか
見えませんし、総選挙1位の渡辺麻友の特徴を説明しろなどと言われ
ても、目があって鼻があって、その下に口があるといった抽象的な
解説しか出来ないと思います




新馬は1度も走っていないから分からないなどと言って敬遠する人がいま
すが、むしろ誰もが分からないからこそ馬体の見方や血統の知識で大き
く差が付く分野なんです


どんなレースも、控除率は同じ


なら、知識面において差を付けた人間が圧倒的に優位に立ちます


別に全部の新馬を当てる必要なんてないんです


調教と厩舎とコメントだけを見て予想する新馬からは脱却し、もう一つ
先の予想を展開すれば、新馬というジャンルがもしかしたら得意分野
になるかもですよ








ただ、こういう若い馬って走らない馬はすぐに分かっても、走る馬だ
けはなかなか分かりません


来年、一つも勝てずに惨敗を繰り返して引退とかなったら格好悪い
なぁなどと思いながらも、個人的に気に入った馬体の仔なので、ぼ
っちらと応援してあげようと思っています


名前はタイセイブレイドと、ネット競馬に載っていましたが
どうなることやら・・・




それでは今週の回顧です



今週は両方外れましたので言い訳のオンパレードとなりますが
ご容赦を




よろしくどうぞ~







7月5日(土)





福島6R      3歳未勝利




まずは予想文から


7月5日(土)








ここからは本格的な夏競馬が到来

ここまで苦手意識のあるローカルの平場には一切手を出さなかった
のだが、ローカルしかない以上、そうも言っていられない


何とか苦しい夏を乗り切りたい


ここの現在の1番人気はスパークルキャット(現在2.8倍)
500万で善戦、重賞で4着が2回もあるマローブルーの2着と言うのが
評価された形

そこで降したレッドシェリールやミュゼミランダは既に未勝利を通過
レッドシェリールに至っては、500万もそのまま勝ち抜けた


前回は大きく離された逃げ馬にそのまま逃げ切られた


ここも順番待ちか?



    


本命はキャンディキー(現在4.9倍)

複勝のオッズが思った以上についていて、ここもまだ不当な評価を
受けている気がする


本来なら前回の競馬は勝てたレース
それもかなりの余裕を持っての楽勝だったはずだ

直線で何度もブレーキをかけながら外に出し、そこからもう一度
伸びたのは、小回りの福島でも対応できる証拠


血統もロベルト系と力のいる馬場は向いているはず

前回の先行の競馬で出した結果は、この馬にとっての大きな財産

力の差であっさりもあるか




キャンディキーの複勝で半分抑えることも考えたのだが、


開幕週の福島


前回東京で1000m59.1という逃げを打ちながら、最後は追い込み馬の
チャンピオンルパン相手に時計差なしの2着となったベストギフトを
相手に指名したい


内の方に他に行きたい馬がいるため、その馬のハナを叩けるかどうか
は疑問であるが、もしもすんなりいけた場合は前走の時計からも
相当やっかいな相手になると思う


前回スパークルキャットは、逃げ馬の刻んだミドルラップに対応でき
なかった

今の福島なら更に速い時計で抑え込める可能性もある



ただ、今回の2頭の騎手は、ともに勝率が3%を割っている騎手



勝つことに不安があるなら、キャンディキーの1:1の単複をお勧めする






キャンディキー     7,000pt
ベストギフト      3,000pt






正直、キャンディキー一頭が格の違う競馬を展開

普通に乗れば3馬身は突き放したのではないか



1コーナーで外に振られ、4コーナーでも外を回しっぱなし


開幕週の福島で一体何をやっているのだろう




こういうときに備え、内での前残りが怖いと思って買った逃げ馬の
ベストギフトも、前の2頭とは離れた3番手を追走した後、仕掛けが
遅れて最後は直線で馬群を割って追い込んできた



勝ったのは内田、2着は戸崎と、ともに元南関の腕利き


騎手というのは何だかんだでこういうところで差になるのは分かって
いたのだが、それでもキャンディキーの強さを疑って買うわけには行
かなかった




キャンディキーは、これで多少人気になろうが次も本命で買う


牝馬限定戦なら負けようがない


欲を言うなら、ある程度スタートから1コーナーまで対処できる枠に
入るか、ある程度上手い騎手に乗り変わるかを期待したい


正直、あの1コーナーで並みの馬ならほぼ絶望したであろう


目論見どおりスパークルキャットがぶっ飛んだだけに、ここはキャン
ディキーに何としても買って欲しかった









7月6日(日)





福島11R      ラジオNIKKEI賞





まずは予想文のおさらいから




残念ダービーと言われ続けて早うん十年


最近はそのお株を白百合Sに奪われ気味ではあるが、3歳限定の
この時期の重賞ということで、力関係の把握はしやすいところ


だが、それに拍車をかける絶妙なハンデがあり、そこをきっちり
分析できないと、非常に難しいレースである

荒れることも多々あり、たまにどうしようもない馬券が来ること
もあるが、今年はどうなるか・・・



買う馬は3頭

クラリティシチー(3.4倍)
ショウナンワダチ(8.6倍)
オウケンブラック(25.5倍) 



本線は当然この中で唯一クラシックで通用したであろう馬
クラリティシチー


レベルの高い新馬戦を制した後も安定した成績を刻み、皐月賞トラ
イアルのスプリングSでは、3着と健闘


皐月賞でも、うちの狭いところを通りながら、一瞬ながらも切れを
垣間見ることが出来た


今回は55kg、ステファノスやマイネルフロスト辺りと同格と見て
いる以上、1線級の馬がいない世代限定のローカル重賞である今回
は力の差があるかもしれない 


何度も酷い騎乗を積み重ねて、ここまで出世が遅れたが、これに関し
ては馬の所為ではなく、騎手の責任



前走は絶対負けるなという陣営の指示でもあったのだろうか、まさか
の逃げを選択・・・その時点で勝負は決まったようなものだった





ショウナンワダチは前回も朝日杯同様の酷い騎乗    

前回のNHKマイルでも内に馬を入れた瞬間鋭く伸びた


ここは56kgとトップハンデになってしまったが、持ってる力は
一級品

共同通信杯で伸びなかったため距離の壁が少し不安なのだが、
負けないための抑えで買うべき馬でもある

中山できっちりと長く脚を使える馬である以上、福島も向いている




オウケンブラックは、新馬が当時としては普通に優秀であった

いつか500万を勝つだろうと思って、ずっと見送っていたのだが
なかなか人気にならず、いまいちな競馬が続く現状
それでも、前走ようやく勝ちを上げて500万を卒業

今回はハンデも52kgと軽く、人気もない

安くだが抑えておく





クラリティシチー    7,000pt
ショウナンワダチ    2,000pt
オウケンブラック    1,000pt





馬の通った場所の差が如実に出たレース


内を通って捲くってきたウインフェニックスを、更に内を
突いたウインマーレライが差した時は思わず息を呑んだ


昨年も、最内を突いたケイアイチョウサンが勝ったこのレース



大外を回したクラリティシチーは人気を背負った上での
手堅い走りをしたのかもしれないが、勝つ競馬をしたかと
言えば、それはNo


今の福島で内を突かれれば確実に不利と分かった上で大外を回
した以上、勝てなかったのならそれは騎乗ミスであろう


ショウナンワダチは、既に4角で手ごたえがない状態


オウケンブラックは単勝41倍というオッズで4着と善戦したもの
の、馬券には絡めずと、このレースの予想自体に良いところがな
かった






結局、今週予想した福島のレースは、馬の力や適性以上に、
騎手の立ち回りが大きく響いたレース


正直、ローカルはこれがあるから苦手だ

騎手の乗り方にはどれだけ予想しようにも限界がある



参考程度にはなるが、確信をもって頭で買うなどはもってのほか


上手い騎手を紐で抑えるにはいいのかもしれないが、それだけで
本命に推すことなど出来ない


正直、今から新潟開催が待ち遠しい