うまうまジェントル氏回顧  010

どうも、おはこんばんちわっす

うまうまジェントル氏です






今年も暑い季節が到来しました
皆さん、エアコンの掃除はしましたでしょうか?


毎年言われている、「今年の夏は○○年ぶりの猛暑」というフレーズ
ここまで毎年のように「例年より暑い夏になるでしょう」と言われ続けて
いると、それが一体いつを基準にしているのか、分からなくなりますね


これには毎年のように、『ここ10年で最高の出来』などと言われ続けて
顰蹙を買ったボジョーレヌーヴォーも怒り心頭






そもそも、ボジョーレヌーヴォーは初鰹に似た縁起物のような意味合い
があり、本来の目的は今年のワインの出来を占うためのものであるため、
美味い不味い以前の飲み物であると、山岡さんが言ってました


もっとも、私の知り合いには古馬混合戦の始まるこの時期に、
毎年のように「今年の3歳馬は弱い」などと確固たるデータも持たずに
主観とイメージだけで語る競馬ファンがいますが、皆さんはそんな
決め付けはせずに、レースと時計と結果を見たうえできちんと判断
してください


夏競馬を乗り越える一番の近道は、現状の3歳馬のレベルを知ることに
あると言っても過言ではないですから



しかし、毎日がこうも暑いと食欲が無くなり、水ばかり飲んでしまい
ますね

私うまうまジェントル氏は、今年の夏もアイスクリームと素麺と正露
丸が主食になりそうな気がいたします





そして昨日から7月になり、1年の半分が過ぎたことになりますね
ここまでの予想は51戦、この時期は回収率100%の当落線上をフラフラ
していた昨年とは異なり、かなり良い結果(124%)で折り返すこととな
りましたが、このまま手堅く、油断せず最後まで乗り切りたいですね



今までは雑談で終わらせていたこの回顧の日の前置きも、今後は多少な
りとも馬券の手助けになるようなお話が出来れば幸いだと思っておりま
したが・・・

といっても、知識を小出しにしたところで、馬券術には時事ネタ的なもの
がないため、いつか必ず行き詰ってしまうのが頭の痛いところ



プロ野球の解説者みたいに、その時テレビを付けた人に向けて、番組中に
同じことを何度も繰り返して言っていれば良いのであれば楽なのですが、

これはテレビではなくブログ・・・活字として残っている以上同じことを何
度も言うわけにはいきません




そもそも馬券術などというのは、一概なデータの集合体であり、結局それ
を活かすも殺すも、使う本人次第


例えば今回の宝塚記念・・・過去に宝塚記念を連覇した馬はいないという
データがありましたが、それを馬券を買うときの参考にしてゴールドシ
ップを買わないという人は、正直競馬の本質を理解せず、ただ漠然と
考えることを放棄して予想した人間でしょう


厳しい言い方かもしれませんが、それをやっているうちは競馬では
まず勝てません


他にも、本番と同距離であるのに青葉賞馬は何故かダービーを勝てないと
いうデータに関しては、私は様々な理由を含め一理あるとは思いますが、
それも漠然と青葉賞馬=ダービーでは消し・・・ではなく、なぜ青葉賞馬は
ダービーを勝てないのかをきちんと理論を考えた上で予想を組み立ててみ
てください


2012年のダービーでは、私の本命は青葉賞馬のフェノーメノ
ハナ差の2着と惜敗しましたが、上記のダービーを勝てない青葉賞馬の条件
に合致しないため、単複をしこたま買って勝負しました


直線で寄れていなければ、間違いなく勝っていたと今でも思っています


直線で寄れて負けたのも結果
青葉賞馬だから寄れたんじゃないの?

・・・などと言ってしまうような人は今すぐ競馬だけではなく、ギャンブルか
ら脚を洗うことをお勧めします


パチンコのリーチ目、ジャグラーの100G以内
本気で言っているならこんなに騙しやすい人間はいないです





中山の芝マイルで外枠が有利だと思う人は誰もいないでしょう?
それは、皆さんがジンクスやオカルトではなく、中山芝マイルのスタ
ートの形態がそうなっているからときちんと頭で理解して、馬券に活
かしているからです


それを競馬場の形態ではなく、馬の本質に触れてやるというだけのこと



競馬がギャンブルである以上、必ずどこかの層で付きまとってくる、オカル
トという要素


それが、根拠のあるオカルトなのか、本当にただのオカルトなのかを
理解することは、必ず皆さんの馬券収支向上に繋がってくると思います




有料予想となり、妙に堅苦しい雰囲気になりましたので、個人的なお遊び
ネタも多少は自粛せねばと思っている次第ですが




やっぱり、私には向いてないかもですね~


だって、私元々ただの競馬オタクで、馬券とか二の次でしたし



今後は・・・・・・まだ考えてないですけど、どうしましょうかね




困りましたw








それでは今週の回顧です


本来、来週以降の馬券のための有益情報が一番隠れているところ
だと思いますけどね




よろしくどうぞ~







6月28日(土)






阪神6R          3歳未勝利






まずは、予想文のおさらいから




阪神外回りのマイル戦と、力の差が如実に出るこのコース


人気は2戦目の前走、前の馬を捕らえ損ねて3着のセンセーシ
ョンが一つ抜けているか

2番人気もここまで2戦、デビュー戦の未勝利でベッラレジーナと
かち合って、僅差の4着と纏めたアンナミルトが濃厚


この辺りからは、キャリアの少ない未勝利デビューの馬も混じって
来ていて、能力の洗い直しが求められる


6月からの2歳馬デビュー以降、未勝利戦はガラっと流れが変わる

ここまで溜め込んだ能力比較を出し抜くような新星がいることもあ
り、注意が必要であろう






本命は能力が2枚は抜けているであろうセンセーション(現在単勝3.4倍)


ここまでの2戦を見る限り、この馬の力は将来もっと上でやれる器
である


初戦の未勝利は、初出走らしく出遅れ
そこからヒルノマテーラの2着

平坦の新潟とは言え、周りの馬は34秒台の脚を使うことすら難しかった
レースで(勝ち馬は34.3)33.5というとんでもない上がりを叩き出した

ヒルノマテーラは次の中央場所の昇級戦で僅差の3着と善戦と、この馬の
能力もうかがい知れる


前走も中段から勝つ競馬をして、上がり最速の3着
馬場の良い内の馬2頭に脚を救われた


これほどの馬が勝てなかった理由は、ただ一つ



この馬、極端に寄れるのだ



未勝利も外にフラフラと真っ直ぐに走らない

勝ったヒルノマテーラは7番手からの競馬、この馬は10番手
そこで上がりの差がコンマ8秒もあったのに1馬身以上の差がついた
まともなら勝っていてもおかしくない


前走も、内に刺さったので川須が鞭を持ち替えて叩いた瞬間
大きく外に膨れた
勝ち馬とも時計差がなく、それさえなければ圧勝であっただろう

これだけの上がりが使える馬にも拘らず仕掛けの反応が遅く、川
須が4コーナー手前で早々に鞭を打つシーンも見られたためこの馬、
恐らくかなりの曲者



正直、こういう馬は川須に向いてない馬で、武などが乗ったら
あっさり勝つ


それでも本来1倍台前半でもおかしくない馬で単勝が3倍弱貰える
なら川須でも我慢して買おうという気持ちになった




他の馬では時計面で、ベルリネッタが少し怖いのだが、もうここで
余計なことをどうこう言うつもりはない



普通に走ってくれれば勝つだろう、普通に走ってくれれば





センセーション     単勝10,000






センセーションは惨敗


しかも最終オッズは1.8倍

とても勝負できるような数字ではなかった



前走はまるで相手にしなかったランガージュが人気どおり2着に
頑張ったところをみると、間違いなく不発だったのだろう



まぁ、あれだけ癖の悪い馬である以上、後ろで気を損ねないよう
ジッとしておきたかった川須の気持ちも分かる

今回は買った私の責任

これが3倍付けば、癖の悪い馬だけどしょうがないと割り切れるので
あるが、1.8倍だと分の悪い賭けになる



伸るか反るかの単勝勝負というのは、実力が発揮されなかった時の
リスクヘッジを考え、何回も同じような馬を買ったときに最終的に
プラスで終われているかということが大事


次走、これで人気を落とし、騎手の乗り換えがあるようなら私は
また次も買いたい

矢作厩舎なら、福永や藤岡佑辺りが乗ってくれればありがたいし、
もしも武あたりを起用してくれるなら喜んで次も行く



今回のレースは、淡々と流れて最後の1ハロンで大きく脚が上がって
いる以上、先行馬には厳しい流れだったのだろう

直線に入って目標にする馬がいなかったアンナミルトは、正直かなり
頑張っていたと思う


今後は小倉や中京が開催されるため、条件が変われば面白い馬になり
そうだ

同じく先行して結果を出したベルリネッタとともに、次走は相手次第
で考えて購入したい












6月29日(日)





阪神11R       宝塚記念






まずは予想文のおさらいから





春の総決算とも言われる西のグランプリレース宝塚記念
何故か1流半馬の悲願の大レース制覇となることが多いこの宝塚記念


古くはシーザーやナオキ、ハギノカムイオー
近年でも、メジロライアンやダンツフレームなどここまで大レースで
盛り上げ役に徹してきた馬が空き巣的な勝利を挙げているイメージが
ある


そんな中で現在の今年の一番人気は、僅差ではあるがオルフェーヴル
の脇役としてクラシックを盛り上げ、その後長い故障から復帰して遂
に主役の座を射止めそうなウインバリアシオン


少し間隔はあいたが、オークス、ダービー、安田記念と、G1でハーツ
クライの仔が3連勝中


ここまでG1を方や6勝(海外込み)、方や4勝と主役の道を歩み続けてき
たジェンティルドンナにゴールドシップを相手に、無冠の王者、ウイ
ンバリアシオンの戴冠なるか




本命はゴールドシップ(現在2番人気 3.2倍)



恐らく現在の日本の馬で能力値が振り切れてるジャスタウェイがいない
以上、阪神の適性というだけでこの馬を本命にしたい

この馬は極度に京都適性が無い

菊花賞を勝ったせいか、なかなかそれを問われなかったが、私個人とし
ては、一昨年の春の天皇賞ですらそれに気付いていたので、購入を差し
控えてフェノーメノの単複を買ったくらいである

本来スピードよりも馬力優勢のこの馬は、軽い京都の下りで、他の馬を
捲くりきる競馬が出来ない

菊花賞を勝てたのは、ひとえにメンバーのレベルが明らかに重賞レベル
にすら達していなかったからだ

それが、3角以降カーブにゆとりがあり、力のいる馬場である阪神ならこ
の馬の力が12分に発揮される


私から言わせて貰えば、G1レベルのメンツで阪神、中山以外でこの馬を
買うことはありえない


むしろ、古馬になって阪神での中長距離G1がここしかない以上、まず
ここで買いたい馬である




対抗、と言うかやはり怖いのがウインバリアシオン(現在3.1倍)

私個人で買う分としては、ゴールドシップの単勝のみでもいいのだが

あくまで的中率を引き上げる予想をする以上、この馬を避けては
通れない


ここに来ての安定感、馬場を問わない万能性、確実に伸びてくる脚


取紙となってもいいので大きく損をしない程度に抑えておこうと思う



対してジェンティルドンナ(現在4.3倍)は、元々左回りで結果を出して
いる馬である上に、海外帰りの牝馬

しかも内回りの阪神でディープ産駒である

人気こそこの3頭の中では一番低いが、それを踏まえても期待値が一番
低い馬であると思う



せこい予想ではあるが、他に対抗できそうな馬が見当たらない以上
この2頭の単勝を上手く振り分けたい




ゴールドシップ    7,000pt
ウインバリアシオン  3,000pt








予想文にも書いたが、私個人はゴールドシップの単勝しか買わなかった

出負け気味のスタートから、馬の行く気に任せて4番手追走
横山の指示なのか、馬の判断なのかは良く分からないが、

これが出来るから横山典は天才と言われるのだろう


こんな競馬が出来る人間は、今の日本人騎手には彼しかいない



向こう上面でペースが上がらなかった時点で勝負あり

このペースでこの競馬だと、負けようがない



ウインバリアシオンはスローペースに巻き込まれて不発
明らかに足りない馬であるヴィルシーナが前に行って残っている以上
これは馬場も含めて差し馬にはかなり不利な展開だったのだろう


今回のウインバリアシオンの負けは次の予想では度外視した方が良い



田辺のヴェルデグリーンなど、最初から最後までずっと最後方を走って
いた

正直、見るに耐えないレベルの酷い乗り方



唯一後方から来たヒットザターゲットは4角での武の差の詰め方が
巧すぎた

あそこだけで何馬身得をしたのかというレベル

元々先頭から最後方まで大きく差がなかったレース

もしも武があそこで外から捲くっていたらウインバリアシオンと同じ
ような着順でフィニッシュしていただろう



最後に、ジェンティルドンナを買った人は、ジェンティルドンナが
何故来なかったのかの答えを自分なりに明確に出せるまで馬券は
少し買い控えた方が良いと思う


昨年のジェンティルドンナはほぼ完璧な騎乗をしてあれだけの差を
付けられていたのである