うまうまジェントル氏回顧

どうも、おはこんばんちわっす

うまうまジェントル氏です





今週は春のG1総決算宝塚記念、6月最後の週ということもあり、
文字通りの上半期の集大成となりそうです


本年度ここまでの収支は



49Rを予想して


投資   490,000
回収   609,800
収支  +119,800

回収率  126%



と言う、単複予想にしては少々出来すぎた数字
昨年の予想レースが計100Rだったと思いますが

仮に今年も100R予想するのであれば

ここからは、回収率が75%の予想を半年提供しても
年間総収支が+で終わるということになります


そこで更に一工夫


JRAの全レースで単勝1番人気の馬を毎回単勝で買うと、約78%
の回収率となります

これは、年間通してだと毎年ほぼブレが無く、競馬のオッズという
人が決めた不確かなものにも拘らず、大体同じ数字に収束するのです


不思議なものですね



でもつまり、これがどういうことかといいますと




これからは毎週サイコロを振ってレースを選び、そのレースの1番人気
の馬の単勝に全額賭ければ、期待値的には余裕で年間104%くらいの回収
率でフィニッシュします




いやいや、そんなことはしませんよ


しかしまぁ、こういったオッズの魔法のような買い方も、年間期待
収支という中で考えるなら、一つの方法として考えられると言うこと
ですね








ちょっと矛先を変えて、騎手の年間回収率などという言葉が、
毎年のように最○の法則で騒がれていますが
少しながらではありますが、それに関してお話をしましょう


よく、○○騎手の単勝回収率が100%を超えるかどうかなどという
不毛な議論が、競馬雑誌などで語られていますが、リーディングに安定
して10位以内に入るような1流と呼ばれる騎手の回収率は7割前後


いわゆる、武豊や福永というような癖の無いベテランだとおおよそこ
んな数字です


というか、リーディングの上位30位くらいまでに入る騎手は、約8割が
回収率がマイナス


当たり前の話ですが、競馬に控除率というものがある以上、それは
しかたないでしょう



では、例外としてどんな騎手が年間100%を超えるのか







一つは新鋭の騎手




まだまだ足りない馬を任されることも多いのですが、それを腕でなん
とか出来るだけの力がある騎手です



川田、浜中、田辺といった新鋭の腕利きは、ブレイクした年に
限っては100%を超えていますね

人気馬が集まるようになって以降は、それが徐々に落ち始める傾向に
ありますが、それでもこの辺りは上に福永、岩田、武、横山、蛯名、内田
といった更に人気を背負った馬に乗る人間がいるためか、90%以上は維持
することができます


これらの騎手は、正直例外なく腕はあります


よくインターネットなどで騎手批判を見ますが、どんな騎手だって万能
ではありません

一応、全てのレースに出る馬が1着を取る目的で出ている以上、相手に出
し抜かれたり、進路を防がれたりなどは当然ある話です



それを補って、一定確率で多少足りないような馬や、能力が横ばいの競馬
で頭を取れるような乗り方が出来るのですから、このような経緯を経てリ
ーディング上位に名を連ねるような騎手は例外なく巧いです



田辺などは、今年も単勝万馬券を勝たせてますので、このまま行くと
100%超えも見えてくるのですが、そういったイレギュラーが無い場合
に関してはほぼ間違いなく100という数字を割ってきますかね


私が度々三浦騎手を批判するのは、彼はこの若手や新鋭の騎手のポジショ
ンにいるにも拘らず、単勝回収率が著しく悪く、100%超えなどとは無縁
の場所にいるということも良い機会なので書いておきましょうか


ともあれ、この手の若い騎手も年間成績が評価されて集まる騎乗馬の質が
一新される翌年から、また同じような全買いする事は危険ですね








もう一つは、乗り鞍が減ってきた元1流のベテラン騎手の一発


今で言うと、藤田や四位、柴田善などがこれに当たりますかね


これらの騎手は元々腕があるのに、若い連中や地方騎手に追いやられて
騎乗数が減っている上に馬の質が落ちているため、時々持ってくる人気
薄の馬の1勝だけで回収率をペイできてしまったりすることがあります


上位の騎手が800鞍くらい乗るのに対して、これらの騎手は半分くらい
の騎乗数が目安でしょうか

仮に400鞍乗るとして、そのうちの一回が単勝万馬券だったりすると
一気に回収率がボーダー超えに近づいたりしますよね


後は乗り馬を絞りつつも、年間勝率が10%前後の成績を残すため、そのま
ま年末まで粘りこんでしまうというパターンです



これらの騎手に至っては、その年の運でしょう・・・一発当てるまで根気良
く買い続け、その年に穴らしい穴を開けれなかった場合はご愁傷様


過去に村本などが100%超えを何年も続けていたように上記の若手騎手パタ
ーンに比べれば、可能性も上がりますが、それでも安定はしないでしょう


特に、追いかけた騎手が年齢による衰えが見えた年などは悲惨なことになる
ことを覚悟して買わなければなりません









後は、乗り鞍が殆どない3流騎手が、とりあえず乗ったような人気薄の
馬でそのまま勝ってしまったパターン


何年か前の小島太一が年間騎乗数100にも満たないのに、自厩舎の馬で
単勝万馬券を開けて、年間回収率がとんでもない数字になりましたが、
誰も小島太一が巧い騎手だとは思っていないでしょう?


こんな騎手を来年も同じように全買いすることは絶対に出来ません




よく、必勝法などで、とある騎手の単勝を買い続ければ年間収支は
プラスになるなどと言われますが


そういうことを言われる騎手を、その年から買い始めた場合
かなりの確率で100%を割ってしまうということだけは覚えておいて
貰いたいと思いますね


必要なのは、騎手に対する先見の明であって、昨年までの回収率では
ありません


そのような騎手の巧い下手に気付くのも、一つのセンスだと言っても
過言ではないでしょう




まぁ、私は騎手の巧い下手よりも、この騎手ならこう乗るだろうという
想定でそのレースで騎手のプラスアルファ、及びマイナス要素を探す
予想をしますので

どっちかというと、馬重視の予想ファクター




馬ありきの騎手と言った予想です



よく、WINSなどで馬を完全に無視した騎手予想をしているおじさんを見
かけたりしますが、単に騎手のここまでの回収率や勝ち数を見ただけの
予想であるなら、そんな予想は必ず負けます




ここまで話しておいてなんですが、やっぱり競馬の主役は馬なんですよね






それでは今週の回顧です




今週から完全に有料での配信になったらしく、予想に関しては
一部の方しか見ていない以上、きちんとやります





よろしくどうぞ~








6月21日(土)




東京10R      相模湖特別






まずは予想文のおさらいから


6月21日(土)





東京10R         相模湖特別





降級馬、現級馬、昇級馬・・・それぞれが人気を背負う立場に
ある、なかなか予想し応えのあるレースではないか

特に上位人気4頭は、過去に重賞での好走歴もあり、とても
1000万とは思えないレースメンバー

先週の準OPには重賞クラスの馬がゴロゴロいたが、ここから
ももしかしたら今後重賞で走る馬が出てくるかもしれない




本命は、現在2番人気(4.9倍)のガイヤーズヴェルト
毎日杯でキズナの2着、後ろの馬で決まったNHKマイルCでは先行勢で
あわよくばの5着好走


その後、ラジオNIKKEI賞の惨敗を挟んでしばらくダートで大きく
負けていたのだが、また芝に戻ってきてからレースの形が戻ってきて
いる


ここ2走では、相変わらずエンジンの始動が遅い分、どうも煮え切ら
ない競馬に見えるが、3走前の速め抜け出しを試みた時は、マウント
シャスタやオリービンとほぼ時計差なしの競馬


今回はここ2走と違い、ある程度馬場の良化が見込めるため、もっと
速めにスパートをかけることも出来るか

血統的に重馬場向きに見えるかもしれないが、こういう仕掛けに難の
ある馬は案外馬場が良くなってあっさりということがありえる


もともと上のクラスでやっていた馬である


ここは是非頑張ってもらいたい





追記



エイシンソルティーがまた阪神で出ているが、さすがに少し
この馬からは離れて馬券を買いたい

現状5.5倍付くみたいだが、複勝は1.1倍~
前回もここから大きく落ちた



直前まで待って、買うか控えるかはオッズで判別したい



函館新馬のアールブリュットも現状1.7倍だが、馬体、調教どれを
取ってもこの時期の2歳馬とはおもえないような馬

キャロットの新馬・・・しかも人気馬というのは、不特定多数の会員
が単勝を買い漁るため、極めて馬券的な妙味が薄いのだがちょっと
モノが違う可能性も・・・




ガイヤーズヴェルト    単勝5,000pt
              複勝5,000pt






勝ったのは後方に脚を貯めたマカハ



現級馬ではあるが、ここ2走はともに33秒前半の脚を披露して
の2走連続2着

時計も及第点で、今回も1番人気とまぁ順当勝ち



逃げた人気薄のヴァンフレーシュがそのまま粘りこむが、
これも人気薄とは言え降級馬


2歳以降は馬券絡みも無し、更に9ヶ月の休み明けが嫌われた
点で、この人気は残念ながら当然と言える


2着のフラムドグロワールも、G1実績があるためか、1年の休養を
挟んで3番人気



それなら使われてきて降級2戦目のガイヤースヴェルトの方が優位
かと思ったが、思った以上に脚が止まった


開始直後の出遅れから、無理に前に付けたのが響いたのか・・・



正直、それでもここまでだらしない競馬をするとは思わなかった



ヴァンフレーシュがここまで踏ん張った以上、もう少し格好を
つけて欲しかった思いである



次走注目したいのは、ジーニマジック


元々、牝馬クラシックに乗れるかどうかというレベルの馬であっ
たが、今回の脚は立派


マカハと同じ33.1で上がってきていることもあり、同じ条件の牝馬
相手ならかなり面白い



次もそこそこの人気なら、頭まで期待してもいいだろう




追記で書いたが、今回はエイシンソルティーのオッズが落ちなかった
何と3倍以上を維持

そして案の定勝った

このオッズであることが分かっていたら、こっちを推奨したほうが良かった
かもしれない








6月22日(日)





東京11R       ユニコーンS






まずは予想文のおさらいから





6月22日(日)




東京11R        ユニコーンS



まかり間違って朝日杯を勝ってしまった為、春は芝のクラシックを
使ってきたが、ついにダートに照準を定めてきたアジアエクスプレス


デビューからの2連勝はダートのもので、そこではともに約1秒2着馬
をちぎり捨てる大楽勝


返す刀で朝日杯も勝って2歳チャンピオンになったアジアエクスプレス
アメリカなら、アラジやフェイバリットトリックのように年度
代表馬に選出されてもおかしくないレベル



アジアエクスプレスがどういう競馬をするのか・・・現状のオッズ(1.4倍)
がこの馬の評価を物語っている





本命はコーリンベリー(現状 単勝16倍、5番人気)


複勝で買うことが出来る以上、ぶれる必要はあるまい


元々アジアエクスプレスの新馬や500万は、内容こそ派手なものの
時計的な視点からでは、アンズチャンの新馬、スザクに負けた500万
とさほど変わらない


私個人的には、ここで現在のアジアエクスプレスのポテンシャルを
計りたいと思っている段階なので、見送り


上記のアラジやフェイバリットトリックは、3歳以降はパッとしない
凡馬に成り下がった
正直、3歳のアジアエクスプレスは未だヴェールを被ったままの馬
であると思う


1400mに限ってではあるが、現時点で先行の競馬から時計で圧倒
できる能力があるコーリンベリー



父が現役時代は1400mが限界だったサウスヴィグラスである
ことの懸念は確かにあるが
今回はダートというのにも関わらず断固行かざるを得ない先行馬が
極めて少ない


すんなり番手に付けられたなら、後は単純に1400mの持ち時計に12.5
でも足せばマイルの参考時計くらいにはなるであろう


前走は速いペースで2番手から競馬をして、中段のメイショウパワーズ
に差されたが、逃げたフクノドリームがそういう競馬をする馬で、しか
もある程度人気を背負っていた以上、目標にせざるをえなかった


それでいて、最後はメイショウパワーズとは時計差なしの2着


今回は恐らくペースが落ち着き、この馬自身36秒台で上がってこれる算段


つまり、唯一の懸念材料であるアンズチャンは届かない



アジアエクスプレスが強かろうが、弱かろうが残りの2枠を確実に
取れる馬であると信じての指名


あわよくば頭もあると思っている






コーリンベリー       単勝2,500pt
              複勝7,500pt




アジアエクスプレスは見事に沈んだ


正直、2歳戦の競馬が不透明過ぎて、ダートでそこまで強い馬と思って
いなかったのだが、その恩恵に預かって複勝8.8倍をゲット


やはり若駒のダート戦は時計がものをいう


確かにアジアエクスプレスの2歳時の時計も悪くは無いのだが、その時点
で遜色の無い競馬をしていた馬がいたのが問題



芝に転向して上がり目の無い競馬をしていた馬である以上今回
切り飛ばして他の馬を狙ったのは大正解だった



コーリンベリーに関してはいちいち説明も必要ないだろう


私は、ダートの持ち時計の優秀さから、桜花賞でも馬券を推奨したような
馬である




後は、今回酷い競馬を強いられたペアン、4着のアンズチャンまでは
次の複勝圏内を期待してもいいだろう



勝ったレッドアルヴィスは、恐らく能力が違った


元々デビュー時からダート方面の色が濃く出ていた馬体であったが、ここ
数戦のダートの時計はパッとしなかったので購入候補からも外していた


ただ、今回の圧勝は速い時計を刻んだコーリンベリ-をねじ伏せてのもの


評価を改めねばなるまい