どうも、おはこんばんちわっす
うまうまジェントル氏です
『ADIOS SPANA』
グループリーグも中盤に差し掛かり、ますます加熱するW杯
全大会の王者でFIFAランキング1位のスペインが敗退と、既に波乱
ムードの今大会
初戦でオランダに5点も獲られたように、今回のブラジル大会は、
例年に比べて点が入りやすいという全体的なデータが出ているそう
です
GKブラーボ率いるチリの堅い守りに阻まれ、その牙城を崩すことが
出来なかったスペイン
本来なら金星を上げたチリの健闘を称えるべきところなのですが、
放映権を持っていた関西テレビ(フジテレビ系)のあまりのスペイン
贔屓の構成にうまうまジェントル氏も思わず苦笑い
実況も、他の選手の名前を一回言う間にイニエスタとトーレスの名前
だけを10回くらい連呼するだけのお粗末さ
競馬も地上波はフジテレビ系列がほとんど占有しているとあって、
実況に関しては色々と思い当たる節がありました
ディープインパクトとか、ナリタブライアンとか、ウオッカとか・・・
人気のある馬だけ注目してればいいとでも思ってるのでしょうかね
サッカーも競馬も、22人なり18頭なり、出ている選手や馬が全部い
てこそ成り立つスポーツ
ましてや、それを実況するプロなんですから、ある程度最低限の
情報や知識は事前に勉強して持ち合わせておくべきでしょう
民放のスポーツ放送は、とりあえず有名な選手や馬さえ持ち上げて
おけば視聴者は満足すると思ってる節があると思います
そんなんだから、
サンキョウセッツがオークスを勝っちゃう
んですよ
ところでところで、昨日の試合でギリシャ相手に引き分けた日本
W杯のせいで眠れない夜が続いているサカオタの皆様、日本は大丈夫
なのでしょうか?
2試合を終えた現段階で1敗1引き分け、勝ち点1ともう後が無い・・・とい
うか、自力ではどうしようもない状態
現時点で2位のコートジボアールに対して、残り1試合でマジック1が点
灯しているようなものですね
今回のギリシャ戦も、相手は10人で素人目には何度も得点のチャンスが
あったように見えたのですが、評判どおりギリシャの守りが固かったの
か、それとも寸評通り日本の攻撃力不足が露呈したのか・・・
よく分かりませんが、次のコロンビア戦、勝てばグループリーグ突破の
可能性が多少なりとも出てくるということですので、なんとか意地を
見せて欲しいものですね
そんな中、快進撃を続けて早々と本戦出場を決めたオランダ
初戦は5点、2戦目は3点とロッベン、ファンペルシーの看板選手
2人がその内計7点を獲る大暴れ
守ってはデヨングの恵体を生かした強烈なディフェンスに相手選手
もたじたじ
その中でも、初戦で身体ごと舞い上がるヘディングで神業のような
ループシュートを決めたファンペルシーのゴールが世界中で話題に
なっています
元来ファンタジスタで、見るものを魅了するようなスーパーゴール
を何度も決めてきたファンペルシー自身も
「私が今まで決めた中でも最高のゴール」
とコメント
そんな中、彼に付けられたあだ名の一つが私、うまうまジェントル
氏の目に留まりました
『フライングダッチマン』
直訳すると、空飛ぶオランダ人
確かに、あのシュートはファンペルシー自身も大きく空を舞い
決めたヘディングでしたが
サッカーに対して造詣が無く、日ごろより競馬とアニメとゲームの
ことしか頭にないうまうまジェントル氏
『何で200年近く昔の馬の名前が、
サッカー選手のあだ名になってるんやろか?』
とか、1人で疑問に思ったりしていました
後でサッカーに詳しい友人にこのことを聞いてみると、50年位前
に活躍したヨハン・クライフというオランダのサッカー選手に最初に
付けられたあだ名だとか
ん・・・50年前?
どう考えても馬の方が先じゃないか
まさか、ヨハン・クライフやファンペルシーの語源が馬の名前なのか?
やっぱ競馬は最高や!!
と思って興味を持って調べてみると
『フライングダッチマン』
イギリスに伝承される、オランダ人が乗った幽霊船のお話
だそうです
「し・・・知ってましたし(フンス)」
ちょっとだけ、MOTHERのフライングマンという可哀想な鳥野郎
を思い出したのは秘密です
ちなみに、
このザフライングダッチマンという馬、どのくらい凄いのかと言うと
15戦14勝で英国の競馬を席巻したダービー馬で、19世紀でも
グラディアトゥール、オーモンド、アイシングラス、セントサイモン
などと並ぶ歴史的な名馬
唯一の敗戦が騎手の泥酔と、これまたどこかで聞いたような敗因
※ハンガリーの名牝キンツェムが生涯54戦中唯一同着を
許したバーデン大賞は、騎手が泥酔していた
産駒実績を見ても分かるように、自身の直仔の活躍こそ一息だったため
フランスに都落ち
ただ、それが功を奏して後の産駒のドラールがグッドウッドCを勝って
種牡馬入り
そこからアンドロクレスが細々繋いで、更にその産駒のキャンバイス
がフランスでリーディングサイアーとなり、仏ダービーを含め数々の
大レースを制した名馬ガルドフを輩出
一躍フランスを代表する直系の血統となります
そこから下は、競走実績のほぼない※Chouberskiを挟んで、ブルリュール
(パリ大賞勝ち馬)→クサール(凱旋門賞連覇)と続くので血統に明るい方
ならピンと来るでしょう
※Chouberski…読み方分からないっす(汗
そうです、このザフライングダッチマンは今は風前の灯となった
ヘロド系の直系に残る唯一の血筋なのです
日本でメジャーどころだと、メジロマックイーンやトウカイテイオー、
ダイタクヘリオスなどの父系をずっと遡っていけば、突き当たりますね
ただ、それだけで終わらないのがこのザフライングダッチマンの凄いとこ
ろ
母系の血としても優秀で、上記のアイシングラスの3代前母父や、セント
サイモンの父で11戦10勝というほぼパーフェクトな成績の英ダービー馬、
ガロピンの母父として名を残してます
19世紀のサラブレッドの革命とまで言われ、世界の血統図を塗り替えた
セントサイモンの父の母父の血
そして、そのセントサイモンの繁栄が凄すぎて血の袋小路と言われる
事態になったところを打破したのが、母系が異色で当時はサラブレッド
と認められていなかったトウルビヨン
そのトウルビヨンの父は、当然ザフライングダッチマンを直系に持つ
クサール
血統を塗り替えたのも、それを打破したのもザフライングダッチマン
の血と言うのは少し大げさでしょうか?
つまり全く違う二つの路線で、血統史に名前を残す名馬なんですよね
自作自演というよりも、自分で自分のケツを吹いたという感じでしょ
うかね
世界中に今いるサラブレッドで、ザフライングダッチマンの血が入って
いない馬はいません
例えば、適当なマイナー血統の未勝利馬の血統を遡ってみてください
聞いたことの無いような地方馬でも、見たことの無いような海外馬でも
いいです
どこかで必ずザフライングダッチマンの血にぶち当たりますから
うまうまジェントル氏は、この
『ファンペルシー、フライングダッチマン襲名』
を受け俄然今回のW杯でオランダを応援する気持ちが高まった模様
日本の応援も大事ですけど、良い機会なので純粋に世界レベルのサッカー
というのを楽しんでみようと思います
それでは、今日の予想です
よろしくどうぞ~



