どうも、おはこんばんちわっす
うまうまジェントル氏です
いやぁ、先週のダービーは素晴らしいレースでしたね
定年まであとわずか、ここまで実に20回のダービー挑戦の末に
ようやく手にしたダービートレーナーの栄冠
しかも、勝ったワンアンドオンリーの父は、過去に自分が管理し、
海外G1の勲章をもたらしてくれたハーツクライ
見ているこちらまで感極まるものがありました
本当におめでとうございます、橋口調教師
こういう馬券とは違った側面で大きな感動を与えてくれるレース
はやっぱり素敵です
パドックでのワンアンドオンリーの美しくも重厚感のある馬体は
一目見ただけで、私うまうまジェントル氏も感嘆の声を上げてし
まうほどの素晴らしい出来
間違っても未勝利戦を260倍の単勝オッズで走った馬
とは思えません
ベストターンドアウト賞にも選ばれていたそうですが、本当に見る
ものを魅了するほどの美しさ
これだけは、自転車にもボートにもない競馬だけの楽しみ方
ですね
生きる芸術品とまで言われるサラブレッドとは、まさに今回のワン
アンドオンリーのことだと思いました
橋口調教師は、レース後に「もういつ調教師を辞めても悔いは無い」
と言うコメントをされていましたが、心配せずとも再来年の春が定
年で、来年が最後のダービーとなります
今はまだ夢を描く段階でしょうが、父のハーツクライが成せなかっ
たキングジョージ制覇を来年の目標に定めているワンアンドオンリー
来年もう一回、橋口調教師の笑顔と泣き顔を見てみたいですね
さて、今週は春の東京開催G15連戦の最終戦、安田記念
ここまでの5連戦は、
ヴィクトリアマイル 父ディープインパクト ヴィルシーナ
NHKマイルC 父ディープインパクト ミッキーアイル
オークス 父ハーツクライ ヌーヴォレコルト
ダービー 父ハーツクライ ワンアンドオンリー
と、2頭の種牡馬の一騎打ちムード
安田記念の登録を見てみると、7頭のディープインパクト産駒が
世界最高のレーティングを持つハーツクライ産駒の大本命馬ジャ
スタウェイに挑むという図式
※カレンミロティックもハーツ産駒ですよ
どういう結果になるのか今から楽しみなんですが・・・・・・
しかし、ここで大きな問題が発生
何と、大本命馬ジャスタウェイの主戦でもあった福永騎手が、先週
進路妨害により、騎乗停止処分
そこで急遽白羽の矢が立ったのが、関東の名手柴田善臣
元より「先生」や「相談役」の愛称(蔑称?)で親しまれ、ネットユーザー
に良くも悪くも大人気の柴田善騎手
ジャスタウェイへの騎乗が決まった瞬間、2ちゃんねるでは10年前
を思い出させるくらいに善臣スレが乱立し、各所で賛否の声が渦巻
く事態となりました
今回の騎乗に至る経緯ですが、柴田騎手は今までに2回ジャスタウェイ
乗ったことがあり、共に人気薄で2着に持ってくるという実績
調教師の須貝師も、柴田騎手とは競馬学校時代の同期で顔馴染み
※実際に仲が良いかは知りませんよ(笑)
別に今回の騎乗依頼がおかしいとは思わないのですが、
やはり、最近の柴田騎手の年間成績を見ると、全盛期ほどの勢いが
無いのは事実
傍から見ていて腕が落ちたとは全く思わないのですが、やはり
若い騎手の台頭や、地方騎手の参入により大きな煽りを食っている
のが現状でしょう
ここから先は私の推測でしかないですが・・・
そんな中、柴田騎手のジャスタウェイ騎乗を決定付けたのは恐らく
馬主の大和屋暁氏の鶴の一声
銀魂の脚本家で知られる大和屋氏は元々、柴田善騎手の大ファン
で、競馬に携わる大きな切欠となったであろうハーツクライの一口
を購入した理由も、母親のアイリッシュダンスが若き日の柴田騎手
のお手馬だったことが発端だとか・・・
※オールカマーでヒシアマゾンと接戦を演じたり、夏の新潟の重賞で
牡馬相手に2度ぶっちぎって勝ったりと、かなりの名牝
そんなアイリッシュダンスの現役時代から早20年・・・・・・
巡りに巡って柴田騎手に安田記念という大きな舞台で手綱が回っ
てきたことは、競馬サークル内の人脈の大切さを思い知らされます
大和屋氏にとっても、20年前は1ファンでしかなかったジョッキーに、
こともあろうかG1の晴れ舞台で圧倒的1番人気の馬に乗ってもらうと
いうのは、馬主冥利に尽きることでしょう
さてさてここで気になるのは、このようなトラブルの渦中にいる
ジャスタウェイ当馬自身
仮にも世界最高のレイティングを誇る馬である以上、無様な走りは
見せられませんし、今回のレース、乗り代わりによる結果は全世界
のホースマンから注目されます
しかしまぁ、いくら騎手が代わろうがジャスタウェイですからね
福永が乗ろうが、柴田善が乗ろうが、走るのは馬ですから・・・
ジャスタウェイはジャスタウェイであり、
それ以上でもそれ以下でもない
今週もいつもどおりのジャスタウェイが見られることをうまうまジェ
ントル氏は期待しています
それでは回顧です
よろしくどうぞ~
5月31日(土)
京都10R 白百合S
まずはレースの予想文からおさらい
残念ダービーと言われるこの白百合S、ダービー出走に間に合わなかった
馬が同じ週にあるこのレースにこぞって出走する所以であるが、今年も
例年に違わず、相応の実力馬が多数揃った
1番人気は皐月賞5着で、ダービーの権利取りを諦めてここへ照準を合わせ
てきたステファノスか
皐月賞は4着までがダービーの出走権をもらえるレースであるが、そこを
僅差とは言え5着に負けた陣営がきっぱりとダービーを諦めてそこから一
度も使わずに白百合Sを使ってきた
正直ステファノスに隙が見当たらない
ここ3走のステファノスはどれも内容のある走りをしている
2走前の毎日杯ですら、じっくりと構えて乗れば勝てた可能性も高い
皐月賞は15番人気と低評価であったが、結果から見れば5着
レース内容も1頭異常な脚を使ったワンアンドオンリーを除いては
他のどの馬よりも良い脚を使った
現在単勝2.5倍と少々抜けた1番人気となっているが、逆らう理由が
無い以上、この馬を本命でいかせてもらう
唯一33秒台の上がり決着となった白梅賞で5着と惨敗しているが
今回はワードイズボンドに義が乗っている以上、そこまで緩い
流れにはならないと見ている
万一の上がり勝負に抑えておくのがモーリス
前走の敗因は何と言ってもハイペースでの早仕掛け
流石に3歳春の2200mで12秒平均を切ってくるようなレースで
4角捲くりを試みたのは無謀すぎる
最後もミヤビジャスパーの追撃に抵抗した以上、普通の流れに
なれば十分善戦の可能性はあるだろう
この馬は時計勝負になっても強いし、東京で出遅れてからの
33.1という上がりも記録
本来なら京王杯を制していた馬であろう
後はステファノスのオッズがこれ以上落ちないことを祈りたいが・・・
流石に単勝が2倍切った場合、2点勝負はしにくい
ステファノス 7,000pt
モーリス 3,000pt
1000m通過が57.6と、まさに殺人的なハイペース
ある程度読めてはいたのだが、さすがにここまでとは・・・・・・
事実、前に行った2頭はそのまま最下位とブービーに
後方に控えた勝ち馬のステファノスが通過した1000mが
59秒後半といったところか・・・・・・ここでも決して遅くは無いのだが
今の京都の馬場とは言え、そこから33.6の上がりで纏めたのは
やはり強い
個人的にはミヤビジャスパーですら世代限定ならOPで通用すると
思っている器
上位の3頭は手放しで誉めていい
特に最後の200mの地点で先頭に立ってそこから凌ぎきったステファノ
スはその中でも能力が2枚くらい抜けていた
これは秋に向けての面白い1頭になりそうだ
2,3着はレースを見れば分かると思うが、本当に通った場所の差
がもろに着順に直結した
内を掬ったのがモーリスならきっと、モーリスが2着というそんなレース
最後に馬脚を現したのが5着のレーヴデトワール
正直、あの位置から競馬をして、上がりが最速じゃない時点で
今後のOPでは苦戦を強いられることだろう
特にモーリスとのコンマ3秒の差は結構致命的
桜花賞は所詮、直線での捌きと位置取りが嵌った結果
良血だけに今後も人気を背負うだろうが、しばらくは様子見する
ことをおすすめしたい
6月1日(日)
東京10R 東京優駿
まずは予想文からのおさらい
さすがにやるしかないだろう・・・クラリティシチーの500万
が鉄板だとか、京都のレッドラヴィータが面白いとか言ってる
場合ではない
ダービーですから
こういう日に限って他に面白いレースが結構あるジレンマ
しゃーない
本命はイスラボニータ
これはもう皐月賞を見た時点で決めていた
問題はフジキセキの距離適性と、蛯名自身の入れ込みのみ
皐月賞では大外枠とはいえ120点の騎乗をした川田のトゥザワール
ドに最後まで抵抗を許さず、1馬身以上突き抜けた
現時点の3歳牡馬ではこの馬が能力的には頂点であろう
唯一負けた新潟2歳Sも、出遅れて内から掛かりながら押し上げ
最後は進路を探しながらの追い出し
まともなら、当時のハープスターが相手でもあそこまで楽に勝たせ
なかったはずだ
今なら仮に舞台が東京のマイルでもハープスターではこの馬に勝て
ない可能性は高い
唯一違う次元で勝負できたワンアンドオンリーは左回りに変わること
で、恐らく末が鈍る
皐月賞の回顧で触れたが、長い直線は良くても左回りに若干の問題
がありそうなワンアンドオンリー
正直、皐月賞の時点ではこの馬が一番強いと信じていたのだが、これ
が東京となると少し心配
前回は枠の不利が大きすぎてあのような結果になったが、今回は
東京をどうこなすかが見ものであろう
本来なら等額で勝負しても良いくらいの力を持った馬だが、やはり左
回りがどうも気になるので、少しばかり金額に差を付けさせてもらう
東京向きかなと思っていたトーセンスターダムが中山とは言え余りにも
ふがいない競馬
元々デビュー前の馬体で極端な腰の甘さと弱さが見えていたトーセン
スターダム、中山のコーナーはさぞきつかったとは思う
ただ、そこでもきっちりと内を突いて進路を確保したにもかかわらずの
あの体たらく
少しでも見所があったならワンアンドオンリーではなくこちらを選択
する余地もあったのだが、今回は見送らせてもらう
イスラボニータ 7,000pt
ワンアンドオンリー 3,000pt
結果的にレースを決めたのは位置取り
そして折り合い
今の速い馬場で大逃げを打ったように見せかけたエキマエだが、
なんと通過タイムが59秒6
2番手がトーセンスターダム、5番手にワンアンドオンリーとここまで
追い込みしか経験の無い馬がこぞって前に出て、場内が驚いたが
この辺りの馬の1000m通過は約1分1秒後半と、実にスローな流れ
本来出脚の無いワンアンドオンリーだが、このペースなら前に付ける
ことは至極当然
むしろ、これらより後ろに付けた騎手は全員騎乗ミスを問われても仕
方が無い
普段は最後方から競馬をするワンアンドオンリーがいつもと何ら変わ
りない競馬をしたにも関わらず、それよりも後ろから競馬をしている
のだから
特にトゥザワールドは4コーナーで10番手
その時点でどれだけ瞬発力があろうが、周りの馬も元気
一瞬の切れで交わしきれなかった時点で万事休すだったであろう
結局前にいた実力馬のイスラボニータ、ワンアンドオンリーの2頭で
決まったのだが、この2頭の明暗を分けたのはまさに血
イスラボニータの父、フジキセキ最大の弱点である掛かり癖が
このスローな流れでもろに出てしまった
キンシャサノキセキが1200mのG1で引っ掛かったり、3歳時のファイン
グレインがきさらぎ賞でハミを取りっぱなしだったりと、フジキセキに
明るい方はご存知かもしれないが、
事実昨年もフジキセキ産駒のメイケイペガスターがダービーのペースに
我慢できず向こう上面で暴発している
今の東京の馬場は前が圧倒的に有利であるため、蛯名はどうしても前を
とりたかったのであろうが、最初に主張したため馬にブレーキがかからず
そのままハミを噛んでしまった
あの1コーナーさえなければ、もっと最後はきわどい結果になっただろう
1着からエキマエとトーセンスターダムを除いた最下位まで、ほとんど
が上がりに差がつかなかったこのレース
最後方からの競馬とはいえ、唯一上がり33秒台のショウナンラグーンは
秋に向けて個人的に注目したい馬である
後は上から3頭、トゥザワールドは評価できるが、このスローで4着に
何故か滑り込んだタガノグランパは、2400mが次もこなせるなどとは思わ
ないことだ



