どうも、おはこんばんちわっす
うまうまジェントル氏です
「おいっ!!山岡ぁ!!!!(甲高い声)」
最近世間を大いに騒がせている美味しんぼ鼻血事件
主人公である山岡士郎が福島を訪問した後に何の拍子も無く
鼻血を出すところから始まり、
その後、山岡や雄山達と会合した福島の元町長が
「私も鼻血が止まらない、原発の影響だ」
などとコメントし、福島県民の不安を煽ったとして大問題に・・・
町長なら町長らしく、
「私が町長です」
とでもコメントしておけば良かったんや!!
その後、漫画に登場した福島大学の教授が
福島にはもう住めない、危険」
などとコメントして事態はさらに深刻化
ハイパーゴールドラグジュアリ
ーフルオートマチック真ファイナ
ルヴァーチャルロマンシングと
きめきドラゴンマシーンの所為
やな(確信)
町長に閉じ込められる前にネコイラズもってこいや、BBA!!!
・・・・・・もうロマサガ3も18年前のゲームになるんですよ、お兄さん
過去の感慨に浸るのはさておき、ここまで大騒ぎになった
のは本当に何ででしょうね
実は私は美味しんぼと言う漫画が昔から好きで、単行本も90巻くら
いまで全巻集めていました
良いのか悪いのかは分かりませんが、多感な時期に本当に何回も読
み返したので、料理やセリフだけでもどのエピソードか分かるくら
いの美味しんぼフリークだったのは間違いありません
一昨年最終回を迎えて味噌汁だの何だのと色々と物議を醸した刃牙の
最後が、
親子喧嘩ここに終了
だったかと思いますが、私にとっての漫画界の親子喧嘩といえば、
勇次郎と刃牙よりも、雄山と士郎なんですよね
私が美味しんぼを集め始めた時期が小学生の頃、例の米不足で輸入
米が日本の食卓を席巻し、タイ米が臭いだの不味いだのと世論が騒
ぎ立てていたころです
当時作中の山岡と栗田が結婚した後すぐの話だったので、20年以上
前にもう既に50巻近くの巻数が出ていたんですよね
競馬で言うと、当時はこんな米不足の時期にライスシャワーが活躍
していたりしてある意味社会を風刺していました
結局、
タイ米は米の炊き方と料理次第で美味しく食べられる
悪いのは日本の炊飯器だ(暴言)
という、とんでも結論で幕を閉じた、美味しんぼのタイ米編
その後、中学校に入って知り合ったタイからの帰国子女の子と
仲良くなったのでその話をした時、
「日本のタイ米?あんなんクソ不味いやん・・・あれクズ米やで」
「あんな日本の急な米の要請で、タイが米用意できるはずないやん」
と、実体験を交えた話をされて思わず苦笑いw
12歳に論破される東大卒の大正義雁屋哲
???「論破なら簡単なんですけど・・・(フンスッ」
・・・お前は座ってろ、橘
美味しんぼの思い出話はこれくらいにして
世間が作者である雁屋哲の行動や反応に敏感になっている今、変に擁護
や叩き記事を書いて吊るし上げられたくないというのが本音ではありま
すが(笑)、今回の美味しんぼの鼻血の件で、こんなブログ内において政
治や世論批判をするつもりはありません
そういうのは文化人様にお任せしたいと思います
ただ、この美味しんぼという漫画内で、競走馬に例えてウイスキーの味
を表現する場面があったのですが、そこでこんな発言があります
「タケシバオー、野武士と呼ばれた
ダービー馬だよ」
福島の鼻血なんかより、こっちの方が大問題だよw
我々、競馬ファンにとっては
これで色々不安に思っていた福島の競馬ファンの人たちはホッと胸を撫
で下ろしたのではないでしょうか(笑)?
山岡ぁ・・・フォアグラよりもアン肝の方が美味いと断言していた
昔のお前はもっとワイルドだったはずだぜ?
いつの間にか栗田の操り人形みたいになっちまって・・・
これで終わるのもなんですし、せっかくなので山岡に繋がる競馬
のお話でも書いちゃいましょうかね
日本競馬史に残る八百長として最も有名なエピソードに山岡事件と
呼ばれるものがありました
競馬ファンの皆さんなら少なからず耳にしたことがあるであろう、
この山岡事件
1965年と、東京オリンピックの翌年に起きた古い事件にも関わらず
それが今の世代にも語り継がれているのは、
競馬というギャンブルの根底を問う八百長と言う事象が暴力団組員
の口から名指しで判明してしまったこと
その時の勝ち馬が後の天皇賞、有馬記念を制した稀代の名馬、カブ
トシローであったということ
事件の当事者で主犯格であった山岡つとむが、過去に年度代表馬に
もなった名馬オンスロートで天皇賞と有馬記念を勝ったジョッキー
であったこと
様々な要素が組み合わさって、風化せずに今に語り継がれています
簡単な概要は、たちばなありす賞という当時の条件戦で、暴力団か
ら当日人気が予想されたサンキュウプリンスと言う馬を故意に負け
させるよう支持された山岡ら3人の騎手が、言われるままにサンキ
ュウプリンスを馬券外にぶっ飛ばしたという事件
ただ、条件戦であったこのレース自体を勝った馬は後の天皇賞、有
馬記念を制するカブトシローで、2着は後に中京で重賞4勝上げ、稀
代の中京巧者として名を残すアオバ
そして負けを支持されたサンキュウプリンスは実際には4番人気
と言う微妙な人気であったため、今となって結果だけ見れば傍目
に八百長だとは間違っても思えないレースなんですよね
特に、故大川慶次郎氏は、この4番人気ということを引き合いに出し
て「あれは八百長だとは思わない」と力説されていたのを思い出します
勝った6番人気のカブトシローに主犯格の山岡が乗っていたことが、
人気薄と言うこともあって多少怪しい・・・と思うくらいでしょうか
ね
元々真剣勝負という名目で感動やドラマを売ることによってファン
からお金を得るスポーツという産業で
八百長と言うものは、それらを成り立たせる上で一番大事な存在で
あるファンがもっとも白け、嫌悪感を抱く行為です
八百長自体も台本のうちと楽しんでしまうスタンスのプロレスは
さておき、最近でも大相撲の八百長が明るみに出た事件や、古くは
プロ野球の黒い霧事件など、その名誉と体裁を守るため主犯格に対
する制裁は永久追放という最も重たいものが課せられています
結局暴力団の口から出た3人の騎手が、八百長を全面的に認めてしま
ったため、この山岡事件も見せしめの永久追放という形でこの件はか
たをつけるのですが、競馬には他のスポーツとは違って、お金も動く
ギャンブルという側面がある以上当然といえば当然でしょう
最近でも、油断騎乗で黛騎手や四位騎手、川田騎手が色々と取りざた
されたりしたりして、八百長という疑惑自体にも非常に敏感なJRA
私も、世間に対する公正競馬への疑念というのは、競馬自体の崩壊
に繋がる可能性もあり、今の競馬会に今後最も気をつけて欲しいこと
として常々心に留めておいて欲しいです
やってやりすぎるということは無いと思います・・・
ここまでを踏まえて、私は今の中央競馬に八百長はないと思ってい
るので、競馬場などで自分の買っていた馬券が外れるとすぐに「八
百長や八百長や!」と大騒ぎする人を見かけると、おおよそ気持ちの
いいものじゃないですね
競馬で負けた怒りの行き先が、その人にはそういう形でしか表現で
きないのでしょうが、そこまでいうくらいなら素直に競馬を辞める
ことをお勧めしてあげたいくらいです
余談ですが、他に中央競馬で有名な八百長疑惑として
競馬を見に来てた人にサインを送ったということで競馬界から干され
た大崎昭一騎手がいますが、大崎騎手は前述のカブトシローに乗って
有馬記念を勝った騎手なんですよね
※大崎騎手は八百長するような人間ではなかったことは大崎騎手の名誉のために付け加えて
おく・・・実際にも事実無根でお咎めなし
カブトシローへの熱い風評被害待ったなし
ちなみに、マジンガーZに出てくる主人公、兜甲児の弟である兜シロー
はこの競走馬のカブトシローから名前を貰ってきたことは、アニメオタ
と競馬オタを兼任する数少ない人には有名な話ですね
それでは今日の予想です
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