うまうまジェントル氏レース回顧 001

どうも、おはこんばんちわっす

うまうまジェントル氏です






今週はGW、今年は29日の昭和の日と、日曜日を間に平日を挟ん
だ4連休で俗に言う飛び石連休
6日の振り替え休日こそありますが、実質的な連休の休みは2日
だけと言う少し残念な休日の配置になったんじゃないでしょう
か?


まぁ、私達は普通に競馬をするだけの日曜日ですので別にどう
ってことないですね

むしろ、G1の次の日が祝日でお休みというのは、競馬場帰りに
食事もお酒もカラオケも好きなだけ楽しめるという精神的な気
楽さもあり、ある意味好都合ですかね


こうして毎週のように土日に予想を提供していますと、一番
気の休まる日は、必然的に日曜日の夜だったりしますもの
私は撮り貯めたアニメなんかは、大抵日曜日の夜に消化した
りしてますね

ちなみに今期見ているアニメは現状5本・・・正直不作です




さて明日は天皇賞、ちまたでは春天は荒れる荒れると言われて
ます

私にはそんなイメージ全くなかったですが、実際に調べてみる
とここ数年は結構荒れてるものですねぇ


そもそも、私的に春の天皇賞は一番人気が勝つことが圧倒的に
多いレースだというイメージがあったのです


事実過去の春の天皇賞で1番人気が勝った回数は36回
確かにここ過去10年の1番人気はディープインパクトが勝っただ
けと振るわず、荒れるというイメージがあると思いますが


それを2000年までに限定しますと34回も1番人気が勝っています
その時点での春の天皇賞の施行回数は61回なので、1番人気の
勝率は何と50%オーバー



これは平場のレースを合わせた平均的な1番人気の勝率である30%
と言う数字を圧倒的に凌駕しています




当然ですよね、元々昔から長距離レースは弱い馬から振り落と
されていく、自力とスタミナの競馬が展開されるため、最後は
どうしても強い馬が残ってしまうのです


ステイヤーズSなどで2周目の向こう正面辺りからレースが動く
のを見たりすると、これが長距離レースの醍醐味だなと妙に
納得したりしますよね


今CMでやっているメジロマックイーンのレースを思い出して
みてください

距離が持たず脚の動かなくなったトウカイテイオーを尻目に
無慈悲なまでに千切り捨てるメジロマックイーン
・・・・・・と、それに付いていく2着大好きカミノクレッセ(小声)


強い馬が圧倒的に強い競馬をするのが本来の春の天皇賞だった
はずです




つまり、ここ十数年の天皇賞はレースの質自体が変わってしまった
と判断すべきでしょう




私個人の意見で僭越ですが、その原因はやはりサンデーサイレンス
ではないでしょうか?

本来は泥臭い生き残りレースだったはずの長距離G1を、その圧倒的
な切れという武器で平地同様の仕掛けるタイミング次第のチキンレ
ースにしてしまったサンデーサイレンス

いつでしたか競馬を始めて4年くらいの人に、ミホノブルボンがライ
スシャワーに負けた菊花賞の映像を見せた時の一言が妙に頭に残っ
ています


「これ、敗因は切れ負けですね」


    ヤックデカルチャ


皆さんはご存知でしょうが、ブルボンとライスは血統と言う側面で
スタミナという点での圧倒的な差があります

今で例えると父タイキシャトル母父サクラバクシンオーの仔がダン
スインザダーク産駒と菊花賞で戦うようなもの

この年のクラシックは血統という話題が常に尽きない1年でした



それはさておき、この一言は今の日本の長距離レースの
本質を突いていると思います


当時を知らなかった人間がレースを見て率直に、菊花賞と言うレース
の敗因を切れの一言で片付けてしまえると言うことは、今の若い人に
とって長距離レースの印象と言うのは、中距離よりも距離が長い『だ
け』のレースと言う認識に他ならないということです

長距離血統が淘汰され、スピード化が進む今の競馬ですが
この「切れ負けですね」の一言は、長距離レースと言うのは
今の日本に本当の意味で必要ないんだなと思わせる至言




サンデー産駒自体は母系次第で短距離でも長距離でも走れる馬が
多い万能血統なのですが、元より気性が悪い馬が多いと言われる
以上、本質的に長い距離が得意という馬は少なかったのも荒れる
要因の一つではないでしょうか?

実際、ここ数年の1番人気では

リンカーン、トゥザグローリー、オルフェーヴル、ゴールドシップ
という、サンデーサイレンスの血を近くに持った普段から気性や折
り合いに難のある馬が華麗にぶっ飛ぶ姿を何度も目撃してきました


更に付け足すなら、クラシックや中距離路線で強い競馬をしたサン
デーの仔が大レースで常に人気になり、本来長距離が得意な馬の本
質がなかなか見抜けないというのも近年の荒れる原因の一つですかね






それらを踏まえて今年の1番人気はサンデー系のキズナです
さて皆さんがこのキズナをどう捕らえるか



荒れるG1だという情報のみを信じて、無作為に1番人気を切るのか
それとも、近年1番人気が来ない原因そのものを自分なりにきちん
と分析して、キズナ自身がそれに合致する馬であるかどうかを考え
て買うのか




競馬と言うのは考える記憶のスポーツ以上、遊びで買う人は構いま
せんが、馬券の的中率を上げて少しでも儲けを出したいと思うなら、
物事の根拠を考えて人気馬の取捨をしていきたいものです

原因を追究した結果キズナを切り捨てる人も、適当にキズナを切っ
て買う人も結論は同じですが、やはり予想というものは長いスパン
を考えて買うのであれば、過程や根拠と言うものを大事にして欲しい
なと思いますね

馬券を当て物にしないためにも・・・






それでは回顧です

これも、そのレースの分析と言う点ではかなり役に立つと
思うので一度読者の皆さんもやってみることをお勧めします



よろしくどうぞ~







4月26日(土)      




東京9R       新緑賞




デルカイザーは3着

結果を見れば分かるが、ハギノハイブリッドが強すぎた

馬場が開幕週で前残りが懸念されるため、どの馬も前に
位置取っての競馬を目論んでいた

デルカイザーも本来よりも前の位置で競馬したが力及ばず
の3着。直線できちんと馬群を捌けていれば2着はあったと
思う



元より人気を被りそうであったオリハルコンよりもデルカ
イザーの方が強いと思っての推挙であったため、オリハル
コン自身にはきちんと先着できたことに関しては僥倖


オリハルコン自身が500万卒業クラスの馬であるため、
2着に来たフェスティヴイェル含めて、これに先着した
馬は次も注目すべきであろう


特に世代限定の500万はこの時期もう数が限られている


デルカイザーも当然買いであろうが馬体が減って放牧に
出た以上、期間内に戻って来れるかに注目したい







4月27日(日)      




東京7R    3歳未勝利




特段語ることなく内容的にはリーサルウェポンの圧勝
スローペースであの位置から勝ち切っただけでも脅威である


問題はオッズ


いかんせん付かなかった・・・


正直5倍くらいはもらえると思ったんだが・・・



相手も元々コスモエルデスト以外買えそうもない面子だった
ため、ギリギリでオッズが確認できるなら別の券種の方が
賢明だったような気もする