「天皇賞・秋を終えて」 よすーけ氏

【絶対に当ててはいけない天皇賞・秋 回顧】

 

 

こんにちは、よすーけです。

天皇賞が終わって思うところがあったので、

またまた久しぶりにコラムを書きます。

安田記念のコラム以来かな??

 

さて、僕は現在、こやぶ厩舎メルマガというメルマガを発行しています。

 

目的は競馬に対する長期的な視点・考え方を養うことで、

 

目標は年間プラス収支を達成することです。

 

 

さて、今年の天皇賞・秋。

変なことを言いますが、

当たった方は馬券が下手な方、

または年間マイナス収支の方なのではと思います。

(※僕も今年、お届けしている馬連はマイナス収支ですが、

ちょっと今は棚にあげますw)

 

なぜかと言うと、

展開がかなりレアだったからです。

 

競馬を長い目で見ている人線で捉えている人は必ず考えます。

今回はどういったペースになるのか、どういった展開になるのか。

 

そうなると今回、人気を背負って前に行く、

エイシンヒカリと武豊騎手の出方が最重要だと分かるはずです。

(※ラブリーデイは自分でレースを作れる馬ではないし、

自ら動いていって勝ち切る強さもない、先行馬なのに展開待ちな馬です)

 

ではエイシンヒカリと武豊騎手はどう出るのか。

これはメルマガで配信したので端折りますが、すごくざっくり言えば

 

・じわっと出す(スロー)

 

・そこそこ出す(ミドル)

 

・離して逃げる(ハイ)

 

の三択です。ざっくり言えば。

 

この中で、勝てるのはどの戦法か。

また掲示板を確実に狙いに行くならどの戦法か。

 

我々も、武豊騎手も、考えたはずです。

(これを考えていなかった人は出直してください。)

 

そのうえで、つつかれると非常に脆い点や、

どのペースでもラストは苦しくなる(常にベストパフォーマンスで走っている)点、

東京では後続に脚を使わせる必要がある点などを踏まえて、

当メルマガでは「ハイペース想定」で結論を出しました。

 

・速いペースで入って、離して逃げる(つつかれないようにする)

 

・入りがスローならスパートを早めにする(後続に脚を使わせる)

 

今回でハイペースと言えばこの二択ですが、どちらにせよ、

数馬身のアドバンテージを持って直線を迎える形を想定しました。

 

 

しかし。

クラレント田辺騎手に先手を奪われ、

しかも向こう正面でもハナを奪うこともなく、

3角でも動かない。

4角でも動かない。

 

 

結果としてハイペースにもロングスパートにもならず

ただのスローの上がりの競馬になりました。

 

体力満タンで、しかも位置取りのアドバンテージを持った状態で

直線を迎えたのはラブリーデイ。

 

上記2頭は勝手に落ちてくるので捕まえに行く必要すらありません。

またまたまたまたまた展開が向いての勝利でした。

 

 

このペースなら前も後ろもまったく疲れていない状態なので

スタミナや持続力といった面は全く問われず、

 

前に居る馬がただただ有利

 

速い上がりを使える馬がただただ有利でした。

 

 

武豊騎手が直線まで動かないとは想定外でした。

最初から勝つ気がなく、着を拾う気だったのでしょうか。

 

 

メルマガでの買い目で言えば

消→消→消→◎→消→消→消→○→消

という順番での入線。

 

 

「え、惜しくもなんともないじゃん?」

 

と思った方も出直してください。

そうじゃないんです。

今回はハイペース想定だったので

その流れに強い馬を買ったんです。

 

 

今回はハイペース、またはスローで入っても長く脚を使わされる展開。

その可能性が非常に高かった。

 

そして、その流れで軸にすべきは

ある程度流れたレースでも変わらない差し脚を使ってきた馬。

 

ショウナンパンドラディサイファの二択でした。

 

だからこの2頭以外を軸にしていた人は、

たぶん馬券が下手なんじゃないの、

競馬を線で見れていないんじゃないの、

と言ったのです。

 

 

「いや、結果的にスローになってるじゃん?

なに負け惜しみ言ってんの?」

 

という意見もあるでしょう。

違います。もう少し掘り下げます。

 

 

今回の天皇賞・秋は、まともな考察ができている人であれば

 

100回やれば90回ぐらいは苦しいペースになると想定したでしょう。

 

スローになるのはせいぜい10回程度(※数字はイメージです)。

 

で、今回はその確率10%のスローが実現して、この結果になった。

それだけの話です。

 

 

でも、その確率10%の展開を狙い続けて、

 

長い目で見て勝てますか?と言いたい。

 

 

本番の1回にどれが来たかなんて、どうでもいいんです。

 

 

90%ハイペースなんだったら、そっちを狙うべきだと思いませんか?

 

 

確率が高いほうを追い続けないと長期的に勝てないと思いませんか?

と言いたいのです。

 

 

だから、今回は、大げさに表現すれば、

 

絶対に当ててはいけない天皇賞だった、と言ったのです。

 

 

当日、WINS梅田のエクセルフロアにいました。

前のおじさんが、ラブリーデイを軸にして、

3連単1000倍×3000円分的中させて

300万円以上の配当をGETしていました。

 

おじさんは

 

「こんなもん、ラブリーデイが強いて分かってるんやから、

 

何も考えんと軸でええんや」

 

と言っていました。

 

 

勝てば官軍。

それはその日に関しては間違いないかもしれませんが、

そのスタンスで10年20年と競馬を続けたら、どうなるでしょうか?

 

 

上記をすべて踏まえたうえで、

 

敢えて10%のスローの可能性に懸けたなら

 

まだ救いの目がありますが、

 

展開を想定せず、ラブリーデイが強いと思って1着固定!

 

何も考えんと軸でええんや!

 

のスタンスで馬券を買って、当たったのなら、

長期で見たら絶対に勝てないよね。

それはマグレでしかないよね。と言いたいのです。

そうなってはいけません。思考停止してはいけません。

 

 

もう一度言いますが、

今回は9割がた速い流れになるはずで、その流れで確実に浮上してくるのは

 

ディサイファショウナンパンドラでした。

 

だから今回、別の馬を軸にしていた人は、勉強をしなおしたほうがいいかもしれません。

 

このどちらかを軸にしていた人は、今回の外れは気にしなくていいと思います。

 

 

競馬予想は展開ありきです。

展開を想定せずして馬券は買えません。

なぜなら、展開次第で勝ち馬は変わるからです。

 

先月の秋華賞のように

スロー→ミッキークイーン

ミドル→ミッキークイーン

ハイ→ミッキークイーン

と展開問わず軸にできる場合もありますが、ほとんどの場合は違います。

 

今回で言えば

スロー→ラブリーデイorイスラボニータ

ミドル→ラブリーデイorアンビシャス

ハイ→ディサイファorショウナンパンドラ

という感じでしょうか。

 

ペースによって狙う馬は変わっていくべきですし、

もっと言えば、

ペース適性の違う馬を

同じ馬券内に組み込むのは愚行です。

 

今回で言うところの

スロー歓迎のイスラボニータと

ハイ歓迎のディサイファの組合せ

などは買ってはいけない代表例です。

 

だって適性が違うこの2頭が

ワンツーを決めることなんてほぼ無いんだから。

 

(余談ですが、うまうまジェントル氏は単勝複数点買いというスタンスなので

スロー→◎ラブリーデイ

ミドル→◎ステファノス

ハイ→◎ショウナンパンドラ

のように、なんとどのペースになっても押さえることができるのです!

ペースを読み切れば1点買い、読み切れなければ2~3点買いなど

かなり幅広く勝ち馬をカバーできます。

これは単勝派のかなりの強みとも言えますね!)

 

今回ディサイファかショウナンパンドラを軸にして

馬券を取れなかった人は落ち込まずに研究を続けてください。

秋華賞はミッキークイーン以外を本命にしていた人は勉強し直してくださいね。

 

競馬は展開が変われば勝ち馬が変わります。

勝ち馬の予想は、展開の予想から始まるのです。

 

 

 

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