「一口馬主でプラス収支」のハードルが意外と高い件【よすーけ】

こんにちは、よすーけです!

キャロットクラブの1歳馬募集の時期ですね!

キャロットクラブ会員のみなさまは、

カタログを眺めたりDVDを再生したりしてお過ごしかと思います。

募集馬見学ツアーに行かれている方はうらやましい!

来年こそは北の国へ行きたいんやっ!

 

 

個人的な話をしますと、私はキャロットクラブに入会して3年になります。

しかし、ただの一度も最優先馬を取れたことがない、

いわゆるバツ2(過去2年最優先落選)という権利を持っています。

最初の2年は仕方ないけど、

昨年のリリレフア(リリサイドの17)は取りたかったなあ~。

 

 

そんなわけで今年の私は、

好きな馬をどれか1頭、ほぼ必ず取れるわけです。

各馬のデキを見ていると票も割れそうですし、

バツ2抽選は1頭もいなさそうだし。

 

 

どれでも取れるんなら、値段の高い馬から順に吟味していけば、

勝つ確率高いんじゃないの?

 

 

そう思う方が多いかもしれません。

勝つ確率で言えばその通りなのですが、

この一口馬主という世界は、

1勝すればいいってもんでもないんですよね。

 

 

我々一般庶民にはフトコロ事情がありまして、

1億円の馬がたとえ8000万円稼いでくれたとしても、

2000万円の赤字なんですよ。

俺たちは強い馬が欲しいんじゃねえ、稼ぐ馬が欲しいんだ!

 

 

ということで今回は、

一口馬主で収支をプラスに持っていくためには、

愛馬たちがどのくらい稼いでくれればよいのかを考えてみました。

前置き長くてごめんなさい。以下、本編です。

 

 

 

まずは収入面、入ってくるお金を計算してみます。

これは一瞬で終わります。

キャロットクラブの場合、手元に入るのは、

ざっくり獲得賞金の60%です。

それを400口で割ります。

 

 

獲得賞金×0.6÷400=1口あたりの手取り額

 

 

例えば賞金1000万円のレースを勝った場合は

1000万×0.6÷400=1万5000円が入ってくるわけです。

(実際は出走手当等がつくのでもう少しだけ多いです。)

 

 

 

次に支出面、かかるお金を計算します。

・入会金(2万円・入会時のみ)

・月会費(毎月3300円=年間39600円)※税率10%で計算

・本体代(各馬による)+保険料(本体代の3%)

・維持費(2歳1月~6歳3月までの51か月間。1口平均1500円/月)

だいたいこんな感じでかかってきます。

 

 

 

これらをペイするためにはどれくらい稼げばいいのでしょうか。

まずは入会金2万円。これは別にペイしなくていいんだよ!

という方も多いと思いますが、机上で計算してみます。

 

 

2万円が手元に入ってくるためには、

400人で分けるので800万円が分配されないといけなくて、

4割は引かれるので、残った6割が800万円になるように計算します。

2万円×400÷0.6=1333万円

なんと、1300万円以上の賞金を獲得しないと2万円がペイできないのです!

 

 

ちなみに先日、出資馬メサルティム

古馬3勝クラスで2着に入ってくれましたが、

獲得賞金は730万円でした。

準オープンで2着しても、まだまだ全然足りません。

 

 

同じようにペイラインを探っていきますと、、、

・月会費3300円→年間4万円→ペイライン2666万円

・本体代→1000万円ごとに1666万円

・維持費→月1500円×51か月=76500円→ペイライン5100万円(!)

 

となります。

結局1頭を引退まで持ち続けるには、

エサ代だけで5000万円分も稼いでもらわないといけないんですね~。

 

 

 

なんだかよく分からない人のために、具体例を挙げてみましょう。

 

【初年度に2000万円の馬2頭に出資し、

引退の6歳3月までにかかる費用】

 

入会費 2万円

月会費 3300円×51か月=16万8300円

本体代 1口5万円×2頭=10万円

維持費 76500円×2=15万3000円

合計・・・44万1300円

 

 

これをペイするには

44万1300×400÷0.6

=2億9420万円が必要になります。G1勝ち必須ですね。。

3億円ホースを掴んでも、もう片方があまり稼げなかった場合

、引退する頃にはトントンなわけです。。そんな。。。

 

 

出資した馬が自家発電(自身の本体代と維持費をペイ)するためには

どのくらいの賞金が必要か、簡単な計算式にしてみました。

 

 

本体代の1.7倍+維持費5000万円

コレ覚えてね。テストに出るよ!

 

 

 

 本体代       ペイライン   主なキャロ馬と獲得賞金

1000万円     6700万円  クロウエア(1220万)

2000万円     8400万円  フィリアプーラ(4200万)

3000万円   1億0100万円  リスグラシュー(6.8億)

4000万円   1億1800万円  リアルインパクト(5.1億)

6000万円   1億5200万円  レイデオロ(9.4億)

1億円      2億2000万円  トゥザワールド(2.8億)

1億2000万円 2億5400万円  リオンディーズ(1.3億)

1億4000万円 2億8800万円  サートゥルナーリア(2.5億)

 

世にも恐ろしい表を作り出してしまった・・・。

リオンディーズやサートゥルナーリアは、

一見本体代はペイしているように見えますがその実、

生涯ペイには至っていないんですね。

(リオンディーズは種牡馬としての売却代金なんかが

入ってきていますし、

サートゥルナーリアは神戸新聞杯で達成しそうなのでハッキリとは分かりませんが。)

 

要するに、これから一口馬主を始めたい方や、

一口馬主駆け出しの方は上の表をよく見てみてねってお話でした。

 

・1000万円募集の中から6700万円稼げる馬を探す

・3000万円募集の中から1億円稼げる馬を探す

どちらが簡単でしょうね・・・?

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

みなさまにいいご縁がありますように!

 

よすーけでした!いい夢見ろよ!アバヨ!